長崎で共闘した松澤海斗(左)と名倉巧(右)※2024年11月撮影 [写真]=金田慎平 シント・トロイデンに所属するMF松澤海斗が19日、チーム加入後初ゴールをマークした。
ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の第11節が行われ、シント・トロイデンはホームでアンデルレヒトと対戦した。試合は11分にアウェイチームが先制し、その7分後に山本理仁が同点弾を記録。しかし、わずか2分後に再びアンデルレヒトに勝ち越しを許してしまう。それでも76分、途中投入の松澤が左ポケットに侵入し、鮮やかなコントロールショットで得点をゲット。試合はそのまま2−2でタイムアップを迎え、互いに1ポイントずつを分け合った。
試合後のインタビューに応じた松澤は、「やっと決められたという気持ちで本当に嬉しい」と加入後初得点を決めた心境を吐露。サポーターから自身に向けられた応援歌については、「聞こえていましたし、それが力になった。めちゃくちゃ嬉しかった」と述べている。
また、初ゴールの喜びを伝えたい相手を問われると、「家族とか奥さんとか色々いるんですけど、やっぱり1番はナグ(名倉巧)のために決めたと思っている。ナグのおかげで決められたと思っている」とコメント。悪性腫瘍と闘うV・ファーレン長崎時代の同僚への想いを語り、「ナグに届けられてよかった」と口にした。
一方、「惜しいシーンがあと2回ほどあったので、そういうところを決め切れていればチームを勝利に導けた」と悔しさも感じた様子。続けて、「そこはまだまだ自分の実力不足だと思う。もっともっとトレーニングをして、チームを勝たせられるような選手になっていければ」と今後の成長を誓っている。
【動画】シント・トロイデンvsアンデルレヒトのハイライト