国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が新設したシーズン最終戦「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」が23〜26日、福岡県飯塚市で開催される。
男女の個人種目やパラ競技の垣根を越えた総合大会で、コンセプトは「−Team&Para Futures−」。日本初の試みとして、健常者とパラのクライミングが「一体」開催される。
パラで実施されるのは、次回28年のロサンゼルス・パラリンピックで追加競技として初採用されるクラスだ。国際舞台への挑戦機会が少なかった国や選手にも門戸を開き、未来のパラリンピアン発掘を目指す。
そのパラクライマー全15人が決定した。それぞれ、数字の小さい方が障害の程度が重いクラスとなる。
【B1・B2・B3クラス(視覚障害)】
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前岡正人(男子B1)※世界選手権5位
藤咲淳一(男子B2)※世界選手権5位
黒澤真吾(男子B3)
青木宏美(女子B1)※世界選手権1位
栗屋真実(女子B1)
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前岡ミカ(女子B3)※世界選手権4位
【AL1・AL2クラス(下肢機能障害)】
畠山直久(男子AL1)※世界選手権9位
高畑圭吾(男子AL2)※世界選手権12位
結城周平(男子AL2)※世界選手権2位
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【RP1・RP2・RP3クラス(関節可動域および筋力とその他の機能障害)】
岡田卓也(男子RP1)※世界選手権4位
山下和彦(男子RP3)※世界選手権1位
デヴァ・ラミレッディ(男子RP3=米国)※世界選手権14位
吉田桃子(女子RP3)※世界選手権3位
【AU2・AU3クラス(上肢機能障害)】
アルドリック・ベトケ(男子AU3=ドイツ)※世界選手権6位
安良岡伸浩(男子AU3)※世界選手権1位
日本パラクライミング協会によると、競技には「視覚障害」と「身体機能障害」があり、障害の程度に応じてクラスが分けられる。
〈視覚障害〉先天的または後天的に視覚に障がいがあり、日常生活や就労等において不自由を強いられている人が対象。クラス分けは光覚や視力・視野によってB1・B2・B3クラスに分けられる。
〈身体機能障害〉先天的または後天的に身体に障害があり、日常生活や就労等において不自由を強いられている人が対象。クラス分けは身体の機能によって上肢機能障害(AU2・AU3クラス)下肢機能障害(AL1・AL2クラス)関節可動域および筋力とその他の機能障害(RP1・RP2・RP3クラス)からなる。
■大会名 IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025(IFSC NATIONS GRAND FINALE/IFSC PARA CLIMBING MASTER)
■日程 2025年10月23日(木)〜26日(日)
□23日(木)午前10時30分〜リード予選、午後2時30分〜ボルダー予選
□24日(金)午前10時〜ボルダー敗者復活戦、午後6時〜リード決勝
□25日(土)午前10時〜パラクライミング予選、午後2時〜ボルダー決勝
□26日(日)午前10時〜パラクライミング決勝、午後3時〜エキシビション
■会場 筑豊緑地公園/いいづかスポーツ・リゾートザ・リトリート(福岡県飯塚市仁保8の37)
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