蔵造りの街並みを巡る山車=18日、川越市 埼玉県川越市で、秋の風物詩「川越まつり」が華やかに開催された。おはやしの音色が響き渡る蔵造りの街並みを豪華絢爛(けんらん)な山車が練り歩き、大勢の観光客や地元の家族連れを楽しませた。
各町ごとに装飾を凝らした山車の高さは8メートルを超える。山車の最上段には能や歴史上の人物などの人形が飾られ、下段のはやし台では軽快な笛や太鼓の音色に合わせて天狐やひょっとこなどの舞が披露された。引き方衆らの威勢の良い掛け声を響かせながら、16台の山車が市街地を巡行した。
川越まつりは、1648年に川越藩主・松平信綱が氷川神社へみこしなどを寄進したことに起源を持つ。