「ファイナルファンタジーII」のミンウ、37年越しの“漢字設定”公開にファンざわつく

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2025年10月20日 15:00  おたくま経済新聞

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「ファイナルファンタジーII」のミンウ、37年越しの“漢字設定”公開にファンざわつく

 人気RPG「ファイナルファンタジー」シリーズ第2作目「ファイナルファンタジーII」に登場する仲間キャラクター、白魔道士のミンウにまつわる設定が、発売から約37年を経ようとしている2025年10月15日、開発者である河津秋敏さんのXアカウントで突如公開され、ファンの間に衝撃が走っています。


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 河津さんの投稿によると、「ミン=ウは漢字で表記すると、呉明、となります。モデルは戦国時代の呉起。孫呉の兵法という形で孫氏と並び立つ兵法家という評価です」とのこと。


 つまり、作中で究極魔法・アルテマを巡る物語でも印象深いミンウが、実は古代中国・戦国期の軍人をモデルとしていたという設定が明らかになった形です。


 それにしても、なぜこのタイミングで……?と思う方も多いでしょう。今回の設定公開は、スマートフォン向け新作タイトル「ディシディア デュエルム ファイナルファンタジー」の公式X投稿に対する河津さんのリプライという形でなされたものでした。


 このタイミングで設定秘話を明らかにした理由やきっかけについては明らかとされていませんが、突如として行われた37年越しでの設定開示に、SNS上では「何気に初出では?」「こんな設定初めて知った」「漢字表記とか熱すぎる」などの驚きの声が広がりました。


 ミンウは物語序盤、フィン王国に仕える白魔道士として、主人公パーティに加わります。作中においても確かに、参謀、軍師的な立場でしたが、“モデルが戦略家・兵法家”という設定が加わることで、これまで「ターバンを巻いた中東っぽい魔道士」という印象だったキャラクター像が、より奥行きのある設定へと変化したとも言えるのではないでしょうか。


 また、河津さんと言えば「サガ」シリーズの生みの親であり、その後の開発にも関わっている、株式会社スクウェア・エニックスを代表するクリエイターのひとり。ぜひ「サガ」シリーズにおいても、こうした突然の設定公開に期待したいものです。



<参考・引用>
河津秋敏さん(@SaGa30kawazu)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025102003.html

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