【菊花賞】武豊騎手&武幸四郎調教師の兄弟タッグ マイユニバースでGI初制覇なるか

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2025年10月20日 17:00  netkeiba

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菊花賞2025に出走予定のマイユニバース(24年7月撮影、ユーザー提供:umaさん)
 武豊騎手と武幸四郎調教師の兄弟タッグが、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)のマイユニバース(牡3)でGI初制覇を狙う。

 2人の父は「名人」や「ターフの魔術師」の異名を持ち、元騎手で元調教師の故・武邦彦氏。三男の武豊騎手は69年3月15日生まれ、四男の武幸四郎調教師は78年11月3日生まれで、学年で10個違いの兄弟となる。このタッグはこれまでJRAで206戦27勝。18年3月3日の阪神1R、武豊騎手が騎乗したグアンで勝ち、武幸四郎調教師が初出走初勝利を成し遂げたシーンを覚えているファンも多いだろう。重賞は21年のファンタジーSのウォーターナビレラ、23年のシンザン記念のライトクオンタム、同じくエルムSのセキフウで3勝。ただ、GIに限ると7戦して【0-1-2-4】。22年の桜花賞のウォーターナビレラのハナ差2着など、善戦は多いが惜しくも戴冠に手が届いていない。

 菊花賞にはマイユニバースで参戦する。デビュー当初は幼さが目立ち、勝ち上がりに6戦を要したものの、使われながら着実に成長してきた。夏休みを挟み、約3カ月半ぶりの実戦となった前走の九十九里特別では、大逃げから上がりをまとめて7馬身差の圧勝。一気に菊花賞の惑星候補に浮上した。迎える大一番、武豊騎手はテン乗りとなるが、そこは名手だけに心配無用。逃げるのか、それとも差すのか、その手綱捌きにスタートから要注目となる。

 菊花賞では武豊騎手が歴代最多の5勝を挙げているが、実は武家自体が自家薬籠中の物としている一戦だ。騎手として父が73年のタケホープ、74年のキタノカチドキ、78年のインターグシケンで3勝。そして弟も06年にソングオブウインドで制している。それだけに期待は高まるばかり。今年、新たなドラマが生まれることを楽しみにしたい。

【武豊騎手&武幸四郎調教師のタッグのJRA・GI成績】
・21年阪神JF…3着ウォーターナビレラ
・22年桜花賞…2着ウォーターナビレラ
・22年オークス…13着ウォーターナビレラ
・22年秋華賞…12着ウォーターナビレラ
・23年桜花賞…8着ライトクオンタム
・23年皐月賞…13着タッチウッド
・24年フェブラリーS…3着セキフウ

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