敗戦を振り返ったファン・ダイク [写真]=Getty Images リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが敗戦を振り返った。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第8節が現地時間19日に行われ、リヴァプールは本拠地『アンフィールド』にマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。開始早々の2分にブライアン・ムベウモに先制点を許すと、78分にコーディ・ガクポがネットを揺らして試合を振り出しに戻したが、6分後にハリー・マグワイアに勝ち越し点を献上。その後の反撃も実らず、1−2で敗れた。
プレミアリーグ連覇に向けて、今夏の移籍市場では4億ポンド(約800億円)以上を費やす大型補強を敢行したリヴァプール。開幕から5連勝とスタートダッシュに成功したが、その後は急失速し、現在はチャンピオンズリーグ(CL)を含めると公式戦4連敗中だ。データサイト『Opta』によると、リヴァプールが公式戦4連敗を喫したのは、ブレンダン・ロジャーズ監督(現:セルティック)が指揮していた2014年11月以来約11年ぶりだという。
マンチェスター・ユナイテッドに敗れたことにより、首位を走るアーセナルとの勝ち点差は「4」に拡大。“エース”のエジプト代表FWモハメド・サラーが精彩を欠き、鳴り物入りで加入したスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクとドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツもリーグ戦で未だノーゴールと、チーム状況は芳しくない。
主将のファン・ダイクは「2失点目は非常にずさんなプレーだったと思う。試合の流れを取り戻すために懸命にプレーし、決勝点を決める絶好のチャンスも作ったが、あのような形で2点目を与えてしまったのは残念だ。試合全体を見ても我々は焦りすぎていた」とマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返りつつ、現状打破に向けて次のようにコメントした。
「今は難しい局面だ。選手としてだけではなく、クラブとして、そして勝利を願うファンとして団結しなければならない。謙虚であり続け、努力を続け、できる限り自信を保つ必要がある。困難な状況に陥った時こそ、互いに支え合う精神を持つことが重要だ。シーズンはまだまだ長いからね」
リヴァプールはミッドウィークのCLリーグフェーズ第3節で日本代表MF堂安律が所属するフランクフルトと対戦し、週末にはブレントフォードとのアウェイゲームに臨む。
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