
上空に11月中旬から下旬並みの寒気が居座る今日(20日)の北海道。午前は初雪や初冠雪の便りが多数届きましたが、気温の低下した夜間にも旭川と網走で初雪を観測しました。
上空に11月並みの強い寒気が流入
今日(20日)の北海道は西高東低の気圧配置の中、札幌上空約1,500メートル付近にマイナス6℃前後と、この時季にしては強い寒気が流れ込みました。この影響で道内は太平洋側で晴れ間が出た他は雲が広がり、日本海側では広く雨が降りました。また、標高の高い山岳や道北の平地では雪が降り、今日午前には稚内で初雪を、札幌の手稲山や室蘭の鷲別岳、函館の横津岳では、それぞれ初冠雪を観測しました。
また、気温が低下した夜には降水が雪となった所もあり、旭川では平年、昨年とも1日遅い、網走では平年より10日早く、昨年より1日遅い初雪を観測しました。今夜から明日にかけても上空の寒気と日本海の海面水温との温度差によって生じる下層雲の影響で日本海側では雨が降りやすく、内陸部や峠付近では雪となって積雪状態となるおそれがあります。峠越えなどで車を運転される際には路面状況の変化に十分注意して下さい。
23日(木)頃まで寒気が居座る
この上空の寒気は23日(木)頃まで居座る見込みです。日本海側やオホーツク海側では雲が広がり、雨の降りやすい状況が続くでしょう。朝晩を中心に内陸部では雪に変わる所もありそうです。また、気温も平年より低めの状況が続き、23日頃までは各地で最高気温が11月上旬並みにとどまる見込みです。一気に到来した寒さに体調を崩さないよう気をつけましょう。
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