画像提供:マイナビニュース 現代の企業経営においては、利益の追求だけでなく社会的責任を果たすことも強く求められる。J:COMも「サステナビリティ経営方針」を掲げ、持続的な地域社会への貢献もそのミッションのひとつと設定している。
その一環として、同社は10月19日に「大学生と考えるSDGs アクション支援プロジェクト」の最終選考会を開催し、チーム「Pioneer of Paulownia」による「『桐箪笥』を世界に、文化継承と地域の活性化を同時に実現!」をベストアクションに選定した。同チームには、J:COMが活動の支援を行う。
○ベストアクションのチームはJ:COMが活動を支援
このプロジェクトは、大学生が地域課題の解決に取り組む活動をJ:COMが支援するもので、2024年に続いて今回で2回目の開催となる。最終選考会では、一次選考を通過したチームがポスターセッション形式で発表し、審査員による審査と学生間の投票が行われた。
ベストアクションに選ばれたチームのプロジェクト内容は、伝統工芸品「桐箪笥」を製作する伝統工芸企業が抱える「英語対応の遅れ」による海外機会の損失を解消し、桐箪笥の魅力を世界に発信するというもの。英語版ホームページの制作、英語ガイド付き工房見学ツアーの設計、英語メールへの対応テンプレートやAI翻訳+人的チェック体制の構築を行うとしている。
ゲスト審査員を務めた井上咲楽さんは「学生の皆さんのたくさんの準備やリサーチが感じられるプレゼンテーションを拝見し、審査をするのが難しかった。ワクワクするプレゼンでした」とコメント。審査員長を務めたJ:COMの藤野のぞみ氏は「今年も皆さんのアイデアに込められた想いが素晴らしく、J:COM社員も気づきと刺激をもらった」と述べた。
ポスターセッション後には、参加学生とJ:COM社員で地域課題の解決をテーマにしたワークショップ「地域課題アイデアソン」も開催された。ベストアクション選出チームの活動状況は2026年3月にJ:COMチャンネルで放送が予定されているほか、J:COM公式YouTubeでも配信予定とのことだ。
このほか、審査員特別賞にはチーム「学生団体つちむすび」が選出された。また、学生投票特別賞はベストアクションを受賞した「Pioneer of Paulownia」がダブル受賞となった。
なお、最終選考会の様子をまとめたダイジェスト動画が、J:COM公式YouTubeチャンネルで公開されている。
J:COMでは、大学生のアイデアを実行に移す支援を行っており、今後も若い世代と共に地域課題の解決やSDGsの推進に取り組んでいくとしている。(早川厚志)