20代の平均貯蓄は149万円、4人に1人が「貯蓄0円」 将来への理想は3000万円超(ジブラルタ生命調査)

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2025年10月20日 21:20  All About

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ジブラルタ生命保険株式会社は、全国の20〜29歳の男女4700人を対象に「20代の意識・実態調査2025」を実施し、その結果を発表しました。※サムネイル画像:PIXTA
ジブラルタ生命保険株式会社は、全国の20〜29歳の男女4700人を対象に「20代の意識・実態調査2025」を実施し、その結果を発表しました。調査のうち「20代のお金に関する意識・実態について」では、生活費や将来資金への不安、貯蓄の実態などが明らかになりました。

「生活費が不安」6割超、老後を心配する声も

全回答者(4700名)に生活費について不安を感じているか尋ねたところ、現在の生活費に「不安」と答えた人(※1)は61.3%に上り、特に長野県や和歌山県では7割を超えました。

また、老後の生活費についても「不安」と答えた人は64.9%となり、若い世代も将来資金への懸念が強いことがうかがえます。
生活費について不安を感じているか ※出典:ジブラルタ生命保険株式会社

なお、地域別に見ると宮崎県が最も多く、79%が老後資金への不安を抱えていました。

生活費への不安が広がる背景には、物価高や賃金上昇の鈍さが影響しているとみられます。収入が増えても支出が追いつき、貯蓄に回す余裕がないという事情もありそうです。

※1:「非常に不安」「どちらかといえば不安」の合計

平均貯蓄は149万円、4人に1人は「0円」

現在の貯蓄額をいくらか尋ねたところ、最も多かったのは「50万円未満」(33.9%)で、平均は148.8万円でした。貯蓄が「0円」と答えた人も24.7%にのぼり、全体の約4人に1人という結果です。
現在の貯蓄額はいくらか ※出典:ジブラルタ生命保険株式会社

なお、地域別では、最も多いのが愛媛県(282.0万円)、最も少ないのが青森県(72.6万円)でした。

社会人生活が始まって間もない層では、収入が低いほか、生活費や趣味・交際費を優先する傾向も強く、思うように貯金できていないようです。

60歳までに貯めたい額は3000万円超

一方で、60歳までに貯めたい思う目標の貯蓄額を尋ねたところ、最も多かったのは「1000万円〜2000万円未満」(18.9%)で、平均は3049万円でした。
60歳までに貯めたいと思う目標の貯蓄額はいくらか ※出典:ジブラルタ生命保険株式会社

なお、地域別では大阪府が5520万円と最も高く、岩手県が1677万円と最も低い結果です。

物価や住宅費の地域差が反映されていると考えられますが、現実の貯蓄額との差は大きく、20代が抱く“理想と現実のギャップ”も浮かび上がります。それでも「貯めたい」という意識を持つ若者が多いことは、将来への備えに対する前向きな姿勢の表れといえそうです。

この調査ではほかにも、「20代が感じる世代間ギャップ」や「仕事に関する意識・実態」、「対話型AIへの知識」「悩み・ストレス」など、20代の価値観やライフスタイルを多角的にまとめています。幅広い視点から、20代がどう考えているのかを知るきっかけになりそうです。

【調査概要】20代の意識・実態調査 2025
調査対象:全国の20歳〜29歳の男女(ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員)
調査期間:2025年8月8日〜26日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:4700名

出典:20代の意識・実態調査 2025
(文:All About 編集部)

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  • 不安、だけど人並みに飲み遊ぶしディズニーUSJに行くし、何なら旅行にすら行く。ヨソはヨソ、身分相応に暮らすって事をまずは愚民に教育し直さなきゃダメだなこりゃ。
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