関東学生陸上競技連盟(関東学連)は20日、第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会に関し、公式ホームページに「箱根駅伝予選会中継における『関東学生連合チーム』選出方法に関する訂正」とする文書を掲載した。
18日に行われ、日本テレビ系で中継された箱根駅伝予選会において「解説者が『関東学生連合チーム』の選出方法についてご説明した内容に誤りがございました。視聴された皆様、報道関係者の皆様、ならびに選手と各大学関係者の皆様に誤った情報をお伝えし、多大なるご迷惑と混乱をお招きしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
続いて「該当の解説内容と、正しい選出方法につきましては、以下の通りです」と説明した。
(1)誤った解説内容
番組内(解説)において、関東学生連合チームの選出方法について、主旨として「所属大学の10名が完走して総合順位がつかなければ、関東学生連合チームのメンバーにはなれない」といった、説明をしてしまいました。
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(2)正しい選出方法 第102回大会から適用される新ルールでは、予選会総合11位から20位の大学に1枠ずつ権利が付与される「チーム枠10名」と、予選会総合21位以下の大学所属選手のうち各大学1名で個人順位上位者から選出される「その他個人枠6名」の、合計16名で関東学生連合チームが編成されます(併せて出走の上限回数を2回に変更)。
そして、「その他個人枠6名」については、所属大学の総合順位は要件ではなく、完走者が10名に達せず総合順位がつかなかった場合でも、個人順位で上位者となり要件を満たせば、関東学生連合チームに選出されます(従来の編成方法においても、この点は同様の取扱いでした)。
(3)経緯と再発防止について
今回の誤りは、本年度から適用される新ルールについて、総合順位で大学に付与される権利と、個人成績による権利付与についての確認・共有が不十分であったために発生しました。
事前の確認体制の甘さを深く反省し、今後はルールの確認、特に変更点に関しては、正確な情報を正しく伝えることができるようにして参ります。
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(以上、原文まま)
予選会では、東大の秋吉拓真(4年)が1時間2分12秒で日本人5位の個人総合12位に。2年連続で、オープン参加の関東学生連合での箱根駅伝出場を確実にしていた。
ルール変更後は、落選校上位10校(総合11〜20位)に1枠ずつ与えて各校内で選出された選手と、予選会総合21位以下で個人順位上位6人(各校1人)で「2回以上出場経験は除外」となった。
これを受けて秋吉は「幸運だと思った。モチベーションが上がった。(来年も関東学生連合の)メンバーには多分入れる」と自信をのぞかせていた。
◆予選会11〜20位<11>法大<12>明大<13>専大<14>日本薬科大<15>駿河台大<16>筑波大<17>拓大<18>芝浦工大<19>国士大<20>上武大
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◆21位以下の上位6人(各校1人)<1>秋吉拓真(東大4年=個人総合12位)<2>佐野颯人(武蔵野学院大3年=同51位)<3>高橋歩夢(明治学院大3年=同72位)<4>光安航希(亜細亜大4年=同91位)<5>本多健亮(東大大学院=同111位)<6>相川正樹(平成国際大4年=同114位)
※留学生は除く
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