三原じゅん子内閣府特命担当大臣(61)によるこども家庭庁の大臣記者会見が波紋を呼んでいる。
問題となっているのは、10月17日に開かれた三原氏による閣議後の会見でのこと。幹事社から冒頭の発言を促された三原氏は「はい、みなさんおはようございます。冒頭、私からご報告は特にございません」と報告。加えて、質疑応答では記者からも一切質問が出ず、会見はわずか27秒ほどで終了したのだ。
「記者も何か1つくらいは質問すればよいのではないかと思いますが、大臣からの報告が何もないのもどうなんでしょうね。実は、こども家庭庁の大臣会見はそもそも毎度こんな感じなんです。10月は5回会見を開いていますが、三原氏は5回とも『報告なし』です。
記者からの質問が1つも出ないというのは今回が初めてでしたが、14日の会見でも質問は『靖国神社に参拝するかどうか』という、こども家庭庁の活動とは無関係な内容のみでした。ニュースになりにくい分野とはいえ、三原大臣への注目度の低さが浮き彫りとなりました」(全国紙政治部記者)
こども家庭庁の令和7年度の予算は7.3兆円。その内訳は、「児童手当(約2兆1,700億円)」や、「保育所や放課後児童クラブの運営費等(約2兆4,600億円)」、「育児休業等給付(約1兆600億円)」など、国民に必要な給付金や支援金などがほとんどを占める。
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しかし、巨額の予算の割に成果が見えにくいこともあり、かねてから存在意義が疑問視されがちな同庁。報告も質問もゼロという会見に、Xでは批判が噴出している。
《報告することがないんやろ?》
《7兆円の効果は? 説明責任は? メディアも質問しろよ》
《三原じゅん子って何ができたの?? こども家庭庁いる??》
《楽な仕事。 いいなぁ、なりてえなあ》
6月には国会の会期中にも関わらず国会を抜け出して「湘南美容クリニック」に3時間滞在したことも「週刊新潮」に報じられた三原氏。再び批判が集まる三原氏だが、まもなく誕生すると見られている高市政権ではさらに厳しい道が予想されている。
「先の総裁選では小泉進次郎陣営についた三原氏は”勝ち馬”に乗れませんでした。さらに、総裁選後の挨拶での高市早苗氏の『ワーク・ライフ・バランス』発言について7日の会見で記者から聞かれた際には、『総裁としての決意を述べられたのかなと思いますけれども』と前置きしつつ、『ワーク・ライフ・バランスは極めて重要』と高市氏の発言にクギを指しました。
石破茂内閣で三原氏は初入閣を果たしていますが、女性閣僚を増やすと見られている高市内閣が誕生した場合、進次郎陣営を支えた三原氏が要職に付く可能性は低く、冷遇される可能性もあります」(前出・政治部記者)
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三原氏に待っているのは茨の道か?
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