大阪・関西万博のイタリア館の目玉展示だった「ファルネーゼのアトラス」などが見られる特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」(大阪市立美術館、10月25日〜)のチケットを巡り、混乱が起きている。
チケットが10月18日に発売され、19日に完売したが、「チケットを購入したのに、入場日時指定予約できない人」「チケットを保有せず、無料の日時指定権だけ入手した人」がそれぞれ多発した。
前者が入場できるか不安になっている一方で、後者は日時予約の権利を転売サイトで高額転売するなどしており、美術館が対応を協議している。
「天空のアトラス イタリア館の至宝」のチケットは、美術館の公式サイトで購入すれば、チケットと日時指定予約がまとめて入手できた一方、「ローソンチケット」「セブンチケット」ではチケット購入後、美術館のサイトで別途、日時予約枠の確保が必要だった。
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だが、美術館のサイトにアクセスが集中し、日時予約が困難なまま、発売翌日に枠が上限に達した。また、チケットを持っていなくても、日時予約だけ無料で行うことができたようだ。
このため、「ローソンチケット」「セブンチケット」でチケットを購入したが、日時予約できない」「日時予約権を確保したが、チケットがない」人が多発。
美術館は当初「日時予約が上限に達した場合は入館できない」としていたが、全日程売り切れを受けて19日、「日時予約がなくても(チケットがあれば)入場は可能」と説明を翻した。ただ、「混雑状況によりお待ちいただく場合がある」という。
同館はさらなる対応を協議しており「改めて案内する」としている。
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