カンボジア北西部ポイペトで特殊詐欺グループのメンバーとみられる日本人の集団が現地当局に拘束された事件で、愛知県警組織犯罪特別捜査課などは21日、うその電話をかける「かけ子」役の男女29人を組織犯罪処罰法違反(組織的な詐欺)容疑で再逮捕したと発表した。拠点の施設内に日本人、中国人ら約1000人が集まっていたとみられることが判明したという。
再逮捕容疑は5月21〜27日、共謀して、ポイペトの拠点から愛知県尾張旭市の無職女性(61)に長野県警の警察官を装いうその電話をかけ、現金計200万円を振り込ませてだまし取ったとしている。同課は認否を明らかにしていない。
同課によると、容疑者らはメッセージアプリで詐欺の収益を確認し、金額の大きい詐欺に成功した際には、お互いをたたえ合うやりとりをしていた。詐欺の報酬は暗号資産やタイの現地通貨「バーツ」だけでなく、米ドルでも支払われていたという。【丘絢太】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。