
筆者は、衣類にアイロンをかける機会が少ないため、アイロンは小さくて低価格なものを使っています。
それが100円ショップ・キャンドゥで買える「プチアイロン」というもの。ドウシシャの製品で、価格は1100円(税込、以下同)。ここでは、このプチアイロンの実際の使い心地を正直にレビューします。
SNSでちょっとした話題になったこともあるようです。ゼッケン付けやハンカチのシワ伸ばし、手芸などに使いたいという声がありました。
●シワは伸びる? 実際に使ってみた結果
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キャンドゥのプチアイロンは、本体と電源コード、説明書がセットになっています。電源コードを本体に差し込み、コンセントに接続して使っていきます。
今回は半袖シャツのシワを伸ばしていきます。パッケージの記載によると、プチアイロンの最高温度は約150度とのことです。
アイロンがけは、電源コードを差し込んだまま行います。プチアイロンはフッ素樹脂加工がされていて、かけ面の面積は約50平方センチメートルです。一度にかけられる面積があまり大きくないので、何度もプチアイロンを動かすことになります。とはいえ、本体の重さが約166gと非常に軽いため、個人的にあまり負担は感じません。
半袖シャツについていたシワは、ある程度はとることができました。細かいシワ、深く入っているシワなどは残っていますが、くしゃくしゃの状態から抜け出すことはできました。
プチアイロンを使ったら電源コードを外して、かけ面が冷えるまで立てておきます。筆者は保管の際、販売されていたときの箱に戻して収納しています。
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●コンセントにつなぐと自動で加熱 スイッチは自動オフにはならない
プチアイロンを最初に使ったとき、迷ったことがありました。電源コードを使って電源を入れて加熱するとオレンジ色のランプが点灯しますが、これがいつまでたっても消えないのです。
これまで使ってきたアイロンは、一定の温度になると自動的に加熱がストップしました。多くはランプが消灯して知らせてくれるのですが、プチアイロンはそのサインがありません。いつになったらランプが消えるのだろうと思ってずっと待っていたのですが、一向に消えず、不思議に思って説明書を確認し直しました。説明書によると、プチアイロンは自動的にランプが消えることはないようです。
きちんとした温度管理ができないためか、筆者はまれに温度が上がり切っていないときに使ってしまい、なかなかシワが伸びない……ということも。最高温度になったかどうかを正確に知ることができない点は、プチアイロンを使用する際の注意点といえそうです。
●コンパクトで収納にあまり困らない
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プチアイロンはその名の通り、一般的なアイロンよりもサイズが非常に小さいです。本体サイズは約6.3(幅)×10.8(奥行き)×6.6(高さ)cmです。
手で持ってみると、これがアイロンなのかと驚くほど小さいです。購入時の箱もコンパクトなので、それに入れて保管しても場所を取りません。例えばたんすの引き出しに入れておくことも可能です。
●電源コードが抜けやすいので、ちょっとストレス
プチアイロンを使っている最中に、何度か電源コードが本体から抜けることがありました。ぐっと差し込んでいるはずですが、それでもぽろっと落ちてしまったり……。もしかしたら個体差があって、筆者が購入した製品だけだったりするかもしれませんが、これには少しストレスを感じています。
とりあえず、使用する際には電源コードをしっかりと差し込んで、確認してからかけ始めることをおすすめします。コードの長さは約1.3mあり、長さには余裕があると感じます。
キャンドゥのプチアイロンの価格は、1100円です。一般的なアイロンと比較すると非常にお手頃価格ですね。コンパクトサイズでスーツケースの中にも入るため、旅行や出張にもちょうど良さそうです。