【ソフトバンク】小久保監督「バット振れれば当然メンバー」近藤健介復帰にゴーサインの可能性

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2025年10月22日 05:00  日刊スポーツ

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ソフトバンク小久保裕紀監督(2025年10月20日撮影)

阪神とのセ・パ頂上決戦へ、頼れる男が電撃復帰する可能性が浮上した。CSファイナルで日本ハムとの激闘を制し、日本シリーズに2年連続で進出を決めた。興奮が冷めやらぬまま、小久保監督は頭の中である青写真を描いていた。


「(バットを)振れれば、当然メンバーに入れる」


近藤だ。左脇腹痛で9月28日に出場選手登録を抹消された。リハビリ生活から約1カ月。打撃練習を再開しており、順調な回復ぶりを示す。今後はライブBP(実戦形式の打撃練習)で投手との対戦を予定。状態に問題がなければ、復帰にゴーサインが出る可能性は高い。


起用法については「守備は無理」と断言。「DH、代打かな」と“打”に専念させる方針だ。25日からの同シリーズは計4試合がパ本拠地開催でDH制を採用。指名打者でスタメン起用、あるいは代打の切り札としてスタンバイする。


CSファイナルを4勝3敗で突破も、打線に物足りなさが残った。1試合の最多得点は「3」。計6試合で合計11得点と低迷した。近藤は、今季75試合出場も、打率3割1厘をマーク。打線の要が攻撃陣に復帰すれば、厚みが増すことは間違いない。


柳田、周東、栗原、今宮ら主力に故障が相次いだ1年だった。近藤の戦列復帰で、今年初めて千両役者がそろう。相手はセ界王者の虎。同シリーズの顔合わせは南海時代を含めて4度目となる。過去3度の対決はホークスが制すも、それは過去の話。今季は圧倒的な強さでリーグ優勝を果たし、同ファイナルも3連勝で勝ち上がってきた。強敵に対し、ベストメンバーをそろえて最終決戦へと臨みたいところだ。


昨季はDeNAに2連勝から4連敗を喫し、日本一を逃した。20年以来5年ぶりの頂点へ、近藤がラストピースとなれば、大きな追い風になる。【佐藤究】

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