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巨人が岡本和真内野手(29)の今オフのポスティングシステムによるメジャー移籍を容認した。22日、吉村禎章編成本部長(62)が会見で明かした。「今シーズンのポスティング制度を利用したアメリカ大リーグとの移籍交渉を認めることを報告します」と話した。
会見に同席した岡本は「この決断を尊重して、背中を押してくださった山口オーナー、阿部監督、チーム、ファンの皆さんに感謝しています」とあいさつ。
昨オフの契約更改後の会見では「昔から憧れていた場所。野球をしていたら、そういう目標はみんな持っているし、僕もその1人」とメジャーへの思いを語った。メジャー移籍を見据え、スコット・ボラス氏と代理人契約を交わし、同時に球団との協議も重ねてきた。来年には海外FA(フリーエージェント)権を取得する見込みで、球団もチーム貢献度の高い岡本の意思を尊重した。
今季は5月に左肘靱帯(じんたい)損傷による長期離脱も、8月に復帰してからは69試合で打率3割2分7厘、15本塁打、49打点と存在感を示した。14年ドラフト1位で入団。18年からレギュラーに定着し、在籍11年間で248本塁打を放ち、717打点を挙げた。昨季までは主将を務めるなど、チームの中心を担ってきた。
巨人がポスティングシステムでのメジャー移籍を容認したのは、19年オフの山口俊と、結果的には残留したが20年オフの菅野智之の2度だけ。
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◆岡本和真(おかもと・かずま) 1996年(平8)6月30日生まれ、奈良県五條市出身。智弁学園時代は3年春夏に甲子園出場し、高校通算73本塁打。14年ドラフト1位で巨人入団。15年9月5日のDeNA戦で、巨人の高卒ルーキーでは93年松井秀喜以来の本塁打。18年からレギュラーに定着し、20、21年に本塁打、打点の2冠。23年に本塁打王。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞3度。今季は69試合で打率3割2分7厘、15本塁打、49打点。プロ通算1074試合、1089安打、打率2割7分7厘、248本塁打、717打点。186センチ、100キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸5億4000万円。
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