
2年連続ワールドシリーズ(WS)制覇に挑むドジャースは、日本時間25日から32年ぶり進出を果たしたブルージェイズと対戦する。
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22日にオンライン取材に応じたドジャースのD.ロバーツ監督(53)は、最初の2試合(ロジャース・センター)の先発投手について「最初の2戦はスネルとヤマモトでいこうと思っている。3戦目、4戦目はまだこれから決める」と話し、初戦はB.スネル(32)、2戦目は山本由伸(27)が敵地で先発する。
リーグ優勝を決めた18日から6日間の空きがあることについて「今年はだいぶ快適だね。第4戦に勝った後、明日移動するからリズムが崩れにくい。1日は完全オフにしたけど、みんな活動的で体調もいい。数人は小さなケガを抱えていたから、この期間で回復できたのも良かった。今夜もシミュレーションゲームをやる予定で、金曜(25日)には万全で臨めると思う」とリフレッシュしつつも、充実した時間を過ごせているようだ。
ドジャースWS連覇となれば、1998年から2000年まで3連覇を達成したヤンキース以来、25年ぶり7球団目の偉業となる。「春の初日に一度だけ(連覇について)話したけど、それ以降はしていない。余計なプレッシャーは与えたくなかったからね。僕らは今を大事にして、一戦一戦やるだけ。後で結果を振り返ればいい。今は第1戦を勝つこと、それだけだ」と初戦の勝利に向けて気持ちを引き締めた。
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今季、ブルージェイズとは8月に本拠地で対戦し2勝1敗。山本、大谷の先発登板はなかったが、大谷翔平(31)は打者として12打数7安打2本塁打(40号、41号)と大爆発。
大谷の登板について、記者から「第3戦か第4戦で先発する予定? それとリリーフ登板の可能性もありますか?」と聞かれると、「3戦目か4戦目かはまだ決めていない。リリーフ起用はシリーズの展開次第だね」と救援での起用の可能性についても否定はしなかった。
大谷はリーグ優勝決定シリーズ第4戦(18日)で、6回0/3(100球)を投げ、2安打無失点、10Kの快投。さらに打者としても、1回、4回、7回に衝撃の特大弾を3発放ち、同シリーズのMVPに輝いた。大谷はそのMVPトロフィーをクラブハウスに置いて、「チーム全員のもの」というカードを添えたことに、「ショウヘイは本当にチームプレイヤーだからね。確かに第4戦では大活躍だったけど、1〜3戦での活躍も含めて、スネル、ヤマモト、エドマン、テオスカー、誰が(MVP)でもおかしくなかった。そういうことを理解していて、チーム全体の功績だと捉えてくれたのがショウヘイらしい」と指揮官も大谷の行動を称えた。