
物価高が続くなか、無料で商品を“お試し”できるスポットの人気が高まっているそうです。利用客にも企業にもwin-winな、その仕組みとは?
店内に茨城県産の干し芋や、淡路島産の玉ねぎを使ったドレッシングなど130種類以上の全国のご当地グルメが並んでいます。
さらに驚きなのが、これらを“無料”で味わうことができるんです。
こちらは東京・浅草にある“試食の専門店”「試食BARアサクサ」。気になった商品を1人7つまで無料で試食でき、その場で購入することも可能です。
中にはシャインマスカットや、高級食材「ツバメの巣」が入ったドリンクまで!
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――無料で食べられるのどう?
20代女性
「すごいいいですね、あんまスーパーでもなかなか見ないかもです」
なぜ無料で試せるのでしょうか?
――今、何をしているんですか?
20代女性
「アンケートに答えてます。りんごジュース、甘くて飲みやすい。子どもにも人気が出るなって思いました」
商品を試食したあと、年齢や住まい、商品の感想などのアンケートに答えるのがこの店のルール。
試食BARアサクサ責任者 小嶋建さん
「アンケートは各生産者にフィードバックして、商品開発・商品の改善として活用できるようになっています」
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例えば、店頭に並んでいる「発酵シロップ」の“大きさ”について、利用客からこんな意見が…。
発酵食品専門店ferment.洋 植村静香さん
「『買いたいんだけど、大きいので持って帰るのがちょっと…』というので、小さいサイズという新しくシリーズで増やしました。売り上げも今はすごい上がっております。3〜4倍ぐらいですね」
無料なのは食品だけではありません。
東京・墨田区に設置されている自動販売機では、QRコードを読み込み、年齢や住まいなどを答えるだけでお金を払わずに、コスメ商品などが手に入るんです!
アドインテAIICO事業本部 打木康平さん
「ユーザーは無料でもらうことができる。メーカーに関してはアンケートで年齢・性別・居住地を回答することで、マーケティングに役立たせる」
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利用客にも企業にもwin-winな無料お試しスポット、物価高の強い味方かもしれません。
