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札幌市の許可を得ずに市街化調整区域で開設され、9月末に閉園した同市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」に関し、北海道警は23日、都市計画法違反などの疑いで、運営会社「サクセス観光」(同市)の事務所など複数の関係先を家宅捜索した。
道警の捜査員は23日午前、札幌市中央区のサクセス観光事務所が入居するビルに捜索に入り、午後になると押収資料を詰めた段ボールを次々と運び出した。道警は資料を分析し、立件の可否を判断するとみられる。
市などによると、2005年に開業した園の敷地は、許可を得なければ開発などができない市街化調整区域にある。市は開業前の04年に現地で違法建築物を確認し、行政指導を繰り返したが、24年12月に違法建築物は183棟に上った。
市が9月18日に立ち入り検査で確認した違法建築物は122棟で、10月に都市計画法に基づいて違法建築物を12月26日までに除却するよう求める勧告書を交付した。園内には今も動物が残されているという。【和田幸栞、谷口拓未】
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