
<プロ野球ドラフト会議>◇23日
阪神は23年に続いて2年ぶりにリーグ優勝を収めた。生え抜き選手で固めた現メンバーはバランス的にも理想に近い。ドラフト1位入団の生え抜きが4人もラインアップに入っているのがその象徴。
また、佐藤輝明内野手(26)ら大半が現在の主力になった20年の指名は「神ドラフト」とも称される。
ドラフトの成功もあって、現状で戦力的な穴は少ない。脂が乗り切っている主力たちの「次」が最大の補強ポイントになる。まだ次世代のメンバーがどうなるか、見えてこない。
来年32歳になる大山悠輔内野手、近本光司外野手や、メジャー志向がある佐藤輝明内野手の後継候補も押さえたいところ。
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三塁を守れる右の強打者、創価大・立石正広内野手(4年=高川学園)は未来図に完璧に合致する。1位入札の最有力候補だ。
今年はほかにも強打の大学生が多い。立石以外にも青学大・小田康一郎内野手(4年=中京)、法大・松下歩叶内野手(4年=桐蔭学園)、仙台大・平川蓮外野手(4年=札幌国際情報)らずらり。いずれも阪神は高く評価しており、入札結果が注目される。
例年通り、即戦力投手にも高い比重を置く。今は投手王国と称されているが、今年の成功はほぼ故障者なしで回せた結果。リリーフを引っ張る岩崎も来年35歳になる。厚みはいくらでもほしい。
高校生も投手、捕手、内野手、外野手を問わず未来の主力候補になる好素材を獲得しておきたい。
今年は2位の指名がウエーバー順で11番目と遅い。ここに誰が残っているかも重要だ。
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