銀座ホステスが見たお金持ち 第57回 資産1億円以上のお金持ちに聞いた、「一般人では到底飼えない」ケタ外れのペット事情

0

2025年10月23日 16:11  マイナビニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
今回のテーマは、「お金持ちのペット事情」です。



日本では「純金融資産保有額」が1億円以上5億円未満を富裕層、5億円以上を超富裕層と定義しています。純金融資産とは預貯金や株式、債券などの金融資産の合計から借り入れなどの負債を差し引いたもの。



今回は富裕層、超富裕層の皆さんに「飼っているペット」について聞いてみました。



どんな生き物も「大切な家族」であることに変わりはありませんよね。



では、さっそく解説します。


もはやバディ(相棒・仲間)とも言える存在「ワンちゃん」



フレンチブルドッグやチワワ、ラブラドールレトリバー、シェパードなど、純血種のセレブなワンちゃんは、お金持ちに人気です。



ワンちゃんたちは朝晩のお散歩やスキンシップにより、忙しい生活をおくる飼い主の心身のサポートをしてくれる存在でもあります。中には「番犬」としての役割を担っているワンちゃんも。



また、ワンちゃんを家族として家に迎えた際に、広い敷地の一部を「ドッグランとしてリフォームした」と話す素敵なお父さんもいました。

自由気ままな姿に癒される「猫」



ワンちゃんと比較して、お世話やしつけの手間が少ない猫もお金持ちに人気のペットです。中でもペルシャ猫、スフィンクス、メインクーンなど珍しい毛色の猫や無毛種が人気。



猫は「飼い主と常に一緒にいたい」というよりは、自由気ままにソロ活動を楽しんでくれる傾向があるので、旅行や出張などで多忙なお金持ちのライフスタイルにフィットしています。

誰もが夢見る「馬」



誰もが一度は「馬主(うまぬし)さんになってみたい」と夢見たことがあるのではないでしょうか。



JRA(日本中央競馬会)によると、個人馬主になるには「今後も継続的に得られる見込みのある所得金額(収入金額ではありません)が、過去2か年いずれも2,000万円以上あること」が必須要件。この要件は我々一般人にはちょっとクリアできそうにありません。



なお、この他にも「組合馬主」「法人馬主」などがあり、こちらにはより優しい要件が設けられています。


爬虫類や鳥類、小型のサルなど「エキゾチック動物」



その希少性に惹かれ、カメレオンやヘビなどの爬虫類、オウムやインコなどの鳥類、または小型のサルなどエキゾチック動物をペットとして飼育しているお金持ちもいます。



それぞれの動物の生態や習性を理解し、適切な飼育環境を整えることが不可欠であり、ケージのサイズや形状、お部屋の温度・湿度管理、適切な食事、衛生管理など、動物の種類に応じた配慮も必要です。



また、飼育する動物を診察できる動物病院が少ない場合があるため、飼育前に近くに専門医がいるか確認することも重要です。



つまり、飼うのがとても難しいのがエキゾチック動物です。お金も時間もある人じゃないと手を出せません。

熱帯魚や金魚、錦鯉などの「観賞魚」



カラフルな熱帯魚や金魚、錦鯉などをペットとして飼育しているお金持ちも少なくありません。大型のアクアリウムは視覚的なインパクトがあり、インテリアとしても人気です。

保護犬」「保護猫」を家族として迎え、社会貢献活動に参加するお金持ちも



富裕層やセレブリティの中には、保護犬や保護猫を積極的に家族として迎え入れている人もいます。中には、SNSやインタビューでそのエピソードを共有している方も。中でも、イギリス王室のハリー王子とメーガン妃が保護犬を迎え入れたエピソードは有名ですね。これは、動物福祉への貢献としても位置づけられることが多く、保護犬・保護猫活動を促進する効果も生まれています。



私のお客様の中にも、保護犬・保護猫を積極的に家族として受け入れている方がいます。



恵まれない環境で育った子たちが、お金持ちパパ、ママに保護され、超大豪邸でのびのびと暮らしている。そんな様子をうかがうと、心が温かくなります。

命を最期まで預かる責任



今回は、「お金持ちのペット事情」について解説しました。



ワンちゃんや猫が人気ですが、中には珍しい動物をペットとして飼育しているお金持ちもいます。また、保護犬・保護猫活動を通じて社会貢献をしている方も。



ペットを飼うメリットは様々です。ペットを飼うことで、散歩やスキンシップにより生活にメリハリが生まれ、健康的な生活を送るきっかけを得ることができます。また、ペットを介して、家族間の会話が増え、「一体感が生まれた」と話す方もいます。ペットのお世話は、子どもたちにとっては責任感を養う機会でもあります。



ペットを飼うことで得られる精神的な充足感、癒しははかり知れません。


しかし、ペットを家族として迎え入れたそのときから、飼い主には数々の責任が生じることも忘れてはいけません。健康管理、病気や老いのケアを含め、一生涯にわたって責任を持つ必要があります。



正しい知識を身に着け、適切な飼育環境を用意すること、予防接種や病気になった際の治療など、医療費を負担する準備をすること、また他者に迷惑をかけないようしつけを徹底することも必須です。



命を預かる責任を理解し、最期まできちんとお世話しましょう。



みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら(みずえちゃん)

    前日のランキングへ

    ニュース設定