【ドラフト】健大高崎・石垣元気ロッテが交渉権獲得　２球団から１位指名　オリックスと抽選の末

＜プロ野球ドラフト会議＞◇23日

「高校生NO・1右腕」と名高い健大高崎（群馬）の石垣元気投手（3年）がロッテ、オリックスの2球団から1位指名を受け、抽選の末、ロッテが交渉権を獲得した。

2年春のセンバツではダブルエースの一角として同じく2年生の佐藤龍月投手とともに活躍し、同校初の全国優勝に貢献した。2年秋には関東大会で最速158キロをマークし、エースに成長した。

最終学年では腰の張りなどコンディションが万全でない状況が続いたが、夏の甲子園では初戦敗退ながら史上最速タイの155キロをマークし、豊かな素質をあらためて示した。

直球に加えカットボール、カーブ、フォークなど持ち球の精度は高く、コントロールもこの1年間で安定感がアップ。今夏も高校日本代表に選ばれ、U18W杯の準優勝に貢献した。

北海道・登別市出身。中3時に沖縄・久米島で行われた全国大会に北海道選抜の一員として参加し、そこで健大高崎の関係者たちに高く評価され入学に至った。メジャー関係者も注目していたが、本人は早くからNPB1本と進路を固めていた。右投げ両打ち。180センチ、78キロ。