東京都内のスーパーの買い物客=資料(AFP時事) 日本チェーンストア協会が23日発表した全国スーパー売上高によると、2025年度上半期(4〜9月)の総額は前年同期比1.6%増の6兆3204億円だった。年度上半期としては2年ぶりのプラス。物価高で節約志向が高まり、消費者の買い控え傾向は続いたものの、歴史的な高値水準となったコメに加えてキュウリなどの野菜、鶏卵の高騰で販売額が増えた。
部門別に見ると、全体の7割を占める食料品は2.5%増。メーカー品の値上げのほか、コメの代替品として、パンやパスタなどの販売が好調だった。衣料品は7.9%減。専門店との競合や猛暑が響き、売れ行きが鈍かった。住居関連品は前年並みだった。