ノルディックスキー複合男子で五輪3大会連続メダルの渡部暁斗(37=北野建設)が23日、今季限りでの現役引退を表明した。長野市内で会見に出席。昨季中に決断したと明かし「競技人生の始まりから終わりまでを堪能することができたと素直に思えた。晴れやかな気持ちで決意できた」と心境を語った。
五輪では14年ソチ、18年平昌で個人ノーマルヒル銀メダル、22年北京大会で個人ラージヒルと団体で銅を獲得。W杯では荻原健司に並ぶ日本勢最多の通算19勝を挙げ、17−18年に総合優勝した。来年2月のミラノ・コルティナ五輪は、出場すれば6大会連続となる。昨季W杯の最高は8位も、この日、長野・白馬村で公開した練習では大ジャンプを披露。「2月にイタリアで季節外れの満開の桜を咲かせたい。奇跡を起こすことができれば、追い求めてきた金メダルがついてくる。無謀に思えるからこそ、挑戦する価値がある」と力を込めた。【藤塚大輔】
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