【ドラフト】ロッテ1位石垣元気「佐々木朗希投手のようなピッチャーになりたい」高い志を語る

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2025年10月23日 21:43  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ロッテからドラフト1位で指名され会見する健大高崎・石垣(撮影・滝沢徹郎)

<プロ野球ドラフト会議>◇23日



健大高崎・石垣元気投手(3年)が、ロッテ、オリックスの2球団からドラフト1位指名を受け、抽選の末にロッテが交渉権を獲得した。最速158キロの速球が武器で、「高校生NO・1右腕」と称される本格派。交渉権を獲得したロッテ・サブロー監督から「将来的には世界に羽ばたける選手になれるように」とエールを受け、ロッテから世界へ羽ばたいたドジャース佐々木超えを目標に掲げた。


   ◇   ◇   ◇


ロッテ・サブロー監督が手を挙げた瞬間、会見場に大きな歓声と拍手が起こった。健大高崎・石垣は、交渉権を獲得したサブロー監督から中継を通じ「将来的には世界に羽ばたける選手になれるように」とエールを受け、「思わず、笑みがこぼれてしまいました」とほおを緩ませながら、会見では指揮官の期待に応えるような高い志を語った。


「(ドジャースの)佐々木朗希投手のようなピッチャーになりたいと思ってるので、超えられるように頑張りたいです」


準優勝に輝いたU18W杯で国際大会を経験し、世界を舞台に勝負する醍醐味(だいごみ)に心が震えた。「軽く投げても160キロを投げられて、自分もああなりたいなと思っています」とドジャース佐々木に憧れを抱きながら「世界の投手と言ったら、自分って言ってもらえるような投手になりたいです」と壮大な夢を思い描いた。


プロの舞台でも、磨き上げた自慢の直球で「力勝負」する。「自分の魅力はストレート」と最速158キロの直球に自信を示しながら、対戦したい打者には、通算268本塁打のソフトバンク柳田を挙げた。「フルスイングしても打たれないボールを投げて、三振に抑えたいです」と強打者からの三振奪取をイメージした。


サブロー監督からは「即戦力」と大きな期待をかけられ、背筋をピンッと伸ばし、将来を見据えた。1年目の目標について「しっかりと体づくりして、プロ初勝利できればと思います」と設定。ロッテのイメージは「お菓子っていうイメージがあったんですけど、チームとファンが一体となって、温かみのあるチーム」と笑顔で話した。


会見では、ともに高め合ったオリックス3位指名の佐藤龍月投手(3年)と並んだ。「龍月がいなかったら、ここまで成長できていなかったので、『本当にありがとう』」と感謝の思いを込めた。昨春のセンバツを制し、「ドラ1」の目標も成し遂げた右腕は、将来的に世界で活躍する剛腕を目指す。【久保賢吾】

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