
義実家に帰省するとき、ママも必ず一緒に行きますか? いつも一緒に行くという家庭もあれば、ママ抜きで行ってもらうという家庭もあるでしょう。今回の投稿者さんは「旦那と子どもだけで義実家に行かせたら、義母がご機嫌だった」という報告をしてくれました。
『私が百日咳になったので、旦那と子どもだけで義実家に行かせたら、義母がもう大はしゃぎ。満面の笑みで迎えて、手の込んだ料理をふるまい、お風呂まで入れて、挙げ句には予定になかったお泊りまで決行』投稿者さんは「次回私が行くときには、その笑顔はきっと封印されて、妙に静かでムッスリした表情に戻るのだろうな」と複雑な気持ちを吐露。しかも翌日には義実家から「カピカピのミートローフ」が届いたとのことで、嫁としての立場やお義母さんの本音が垣間見えるような出来事だったようです。このエピソードに対して、ママたちも思うところはあるようです。
義母の気持ちも理解できる?
息子のお嫁さんは、お義母さんにとっても気をつかう存在なのかもしれません。「嫁がいないほうが楽なのは当然」という声も目立ちました。
『私もそうなるかも。そりゃ嫁の目がないほうが気楽よ。演技で笑顔はできるけれどもね』
『いままでわからなかったの? 嫁なんて来ないほうがいいに決まっている』嫁姑関係はどうしても緊張感が漂います。お義母さんも「嫁を呼ばないわけにはいかない、でも一緒にいると窮屈」という板挟みを感じているのかもしれません。あるママは「義母(呼ばないと意地悪と思われる)、嫁(行かないと悪い嫁と思われる)。もうこの関係性がしんどい」と嘆いていました。
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「もうママは行かなくてもOK」論
一方で、「もう行かなくてもいいのでは?」と投稿者さんの背中を押す声も上がりました。
『投稿者さん抜きでも問題がおこらなかったのなら、もう行かなくていいのではないかな』
『風邪ひいたと言って、毎年旦那と子どもだけで帰省すればいい』
『義実家に行きたくない嫁と嫁には来てほしくない義母。答えは出ているよね』「ぬるっと毎年“旦那と子どもだけ帰省”に切り替えてしまえば?」という意見には、ママたちの共感が寄せられました。お義母さんも気楽、ママも気楽、そして子どもも可愛がられるなら、誰も損をしないというわけです。
旦那が悪い!の声も
お義母さんとママの関係性の問題も、「実は旦那の立ち回りの下手さが原因」という指摘もありました。
『旦那は“家族揃って顔を出すもの”だと思い込んで、嫁と母親の両方を巻き込んで親孝行ごっこしていたのよ。つまり旦那が一番悪い』
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『「私抜きで子ども連れて行ってきたら?」と提案するけれど、旦那がイヤらしく、それなら行かないと言われる。私も帰省するより自宅のほうが楽なのに』たしかに、旦那さんがうまく立ち回れば「ママがムリして義実家に同行する」必要はなくなるはず。旦那さんが「家族揃って」という理想を押しつけすぎると、嫁姑の関係はますます悪化してしまいます。ママもお義母さんもお互い大変なのに、旦那さんだけがわかっていない場合があるのでしょう。
ママのおひとりさま時間に
今後は義実家へは旦那さんと子どもだけで帰省してもらって、ママの休日とするとの提案も。今回の出来事をポジティブに捉えるママもいました。
『お泊りさせてくれて、投稿者さんはひとりでゆっくりできてラッキー』
『これから旦那さんと、お子さんだけ派遣すれば投稿者さんは、おひとりさまを満喫できますよ! 私も、旦那と子どもだけ派遣して義母はハッピー、私はひとり時間を満喫できてハッピーですよ!』義実家に子どもと旦那さんを預けている間、ママはのんびり過ごす。これが最も平和で効率的な解決法なのかもしれません。嫁姑関係を改善するよりも、お互いムリせず距離を取るほうが長い目で見れば関係をこじらせずにすむのでしょう。
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義母がご機嫌=嫁が嫌いとは限らない
お義母さんがママのいない場面で大はしゃぎしたのは、決して「嫁が嫌いだから」だけではなく、「嫁に気をつかわなくていいから」という要素が大きいとも考えられます。それは人間関係の自然な反応とも言えるでしょう。義実家との関係は「頑張って距離を縮める」ことだけが正解ではありません。ムリなく程よい距離感を保つことで、かえって家庭全体がうまく回ることもあります。嫁姑問題に悩むママは、「行かない」という選択肢を検討してみてもいいのかもしれません。
今回の投稿は、ママも気をつかうけれど、お義母さんも気をつかうのでムリが生じているという問題です。投稿者さんの旦那さんと子どももご機嫌で帰ってきた「嫁抜き帰省」。でも今後、一切ママが帰省しないのも気になるところです。旦那さんにうまく間に立ってもらって投稿者さんが義実家に行く頻度を下げるのも、いい距離感を取るひとつの手なのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・Ponko