<プロ野球ドラフト会議>◇23日
阪神からドラフト4位指名された神村学園・早瀬朔投手(3年)は、プロの夢をかなえて里帰りだ。「プロ野球の球団の中で、阪神タイガースが一番ファン。まず選んでいただいてすごくうれしい気持ちです」。阪神のお膝元、兵庫出身の最速150キロ超右腕は、タテジマに袖を通す日を心待ちにした。
「小さい頃から阪神の応援に行ったりしていた。選んでいただいて、高校生が目指す甲子園という舞台でもう1度野球ができるということがうれしい」。まさに相思相愛。あこがれの投手は、もちろん虎の大黒柱だ。「阪神タイガースの才木投手が、すごく目標としている選手。才木投手に近づけるようなピッチャーになりたい」。今年の阪神のドラフトでは唯一の高校生。高卒で17年ドラフト3位で入団した右腕のように、いつかは虎を代表する投手が目標。「地元から応援される選手になりたい」と笑顔を見せた。
エースとして臨んだ今夏の甲子園では初戦敗退となったが、U−18W杯にも出場し、日の丸を背負った。「最終的な目標として、高校で日本代表を背負わせていただいたので、またプロの世界で日本を代表するような投手になりたい」。伸びしろたっぷりの早瀬の夢は大きい。
もう1つ、かなえたい目標もできた。チームメートの今岡が西武育成2位で指名された。「1軍で対決をしたい」。ともに大きくなった姿で、聖地で再会する日を目指す。
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◆早瀬朔(はやせ・さく)2007年8月30日生まれ。兵庫県丹波市出身。小学2年時に西脇ワイルドキッズで野球を始め、中学時代は神戸中央シニアでプレー。神村学園では2年春、2年夏、3年夏に甲子園出場。目標とする選手は阪神才木浩人。右投げ左打ち。身長185センチ、79キロ。50メートル走6・8秒、遠投110メートル。血液型はO型。
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