【ドラフト】阪神3位の岡城快生は快足が売り「誰にも負けたくない」好きな選手は意外すぎる大物

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2025年10月23日 22:22  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

阪神に3位指名され、グラブとボールでポーズをとる筑波大・岡城(筑波大提供)

阪神が狙い通りに「ポスト近本」候補の指名に成功した。


3位で筑波大・岡城(おかしろ)快生外野手(4年=岡山一宮)を指名。身体能力が高く、巧打、強肩を誇るが、とりわけ「足」は最大の魅力。昨冬の大学日本代表候補合宿で計測した50メートル走で、野手27人のトップ5秒82をたたき出して驚かせた。


「緊張しました。率直に、すごくうれしくて、ホッとしています」と高評価を喜んだ。国立の筑波大に一般入試で合格。阪神からのドラフト指名は同大学で初めて。大学で経験した多彩な研究、アプローチも今後の売りになりそうだ。


高校までは投手と遊撃手で大学1年の夏に外野手に転向した。その“なごり”で好きな選手は元ヤンキースの大型遊撃手ジーター。「3拍子そろったスタイルが売りですが、特に足は誰にも負けたくない。打撃では率を残しながらも長打を打てる打者になりたい」と宣言した。甲子園は高校野球観戦で訪れたことがある。阪神の印象を「球団、選手とファンの距離が近いイメージがあります」と期待に胸を膨らませた。


竹内球団副本部長は「足の速い選手を補強したかった」とニンマリ。上位3人が大学生野手という明確な意図のある指名。岡城は1年目から外野の一角を狙える好素材だ。


◆岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年(平15)6月23日生まれ、岡山市出身。吉備小1年から野球をはじめ、吉備中野球部をへて公立の岡山一宮へ。投手、遊撃手としてプレーし、甲子園出場はなし。筑波大では2年春にリーグ戦デビュー。3年時にレギュラーになり、同秋は打率4割5厘。3年冬の大学日本代表候補合宿に選出された。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。趣味はゴルフ。

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