TOEICカンニング 勧誘役の30歳容疑者を逮捕 受験中に通話も?

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2025年10月23日 22:45  毎日新聞

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京都大大学院生が不正行為をしようとして現行犯逮捕された試験会場=東京都板橋区で2025年6月6日、菅健吾撮影

 英語の国際テスト「TOEIC」での中国人グループによる組織的なカンニング事件で、警視庁国際犯罪対策課は23日、中国籍の職業不詳、李照北容疑者(30)=東京都荒川区東日暮里2=を有印私文書偽造・同行使容疑で逮捕したと発表した。実際に試験会場で問題を解く役だったとされる京都大大学院生(27)の勧誘役という。


 逮捕容疑は、中国籍の京都大大学院生、王立坤被告=有印私文書偽造・同行使罪で公判中=と共謀して、3月1日に練馬区の試験会場で架空の他人名義で受験したとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。


 警視庁によると、王被告は試験会場で小型マイクを使い、ほかの中国人受験者に解答を教えていたとされる。李容疑者は受験中の王被告と複数回、電話で通話していたといい、警視庁は指示を出していた可能性もあるとみている。李容疑者は王被告と元々面識があり、報酬も渡していたという。【朝比奈由佳】



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