【スポクラ】コース=課題に挑む男女混合が新たな魅力「ボルダー種目」紹介…突起物つかみ完登へ

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2025年10月24日 10:00  日刊スポーツ

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スポーツクライミングのホールド説明イラスト

国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が新設したシーズン最終戦「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」が23日、開幕した。会場は、パラスポーツと共生する街・福岡県飯塚市。男女の個人種目やパラ競技の垣根を越えた総合大会で、リードとボルダーで競う世界初の国別対抗戦、国内初となる「健常者とパラクライミング一体」の試合が4日間にわたって行われる。


今回は「ボルダー種目」を紹介する。


【チーム構成】


・1チーム5人(男子2+女子2+コーチ1)


【予選】


6チーム出場、上位2チームが決勝進出


【敗者復活戦】予選未通過4チームの上位2チームが決勝進出。計4チームで頂点を争う


【競技形式】


・男子2課題、女子2課題、男女混合1課題の計5課題


・制限時間:各課題5分間、相談・共有可


・最終課題は男女混合課題とし、男女1人ずつ登る


・各課題の最高得点は50点(2人がそれぞれ最初のトライで完登)


・チーム得点=5課題の合計で最高250点


・決勝は予選ランキング下位チームからスタート


大会公式インスタグラムによると、ボルダーは壁の高さ約5メートル。ホールドと呼ばれる突起物をつかんだり、足をかけたりしながら登っていく。コースのことを日本では「課題」と表現することが多い。


パリ五輪では4コース=4課題を、どれだけ登れたかによって得点が付与された。1コース=1課題でどれだけ進めたかによって最大25点のうち何点が取れるのか。そこが勝敗の分かれ目となる。


トライできる回数は、制限時間内であれば何回でも可能。しかし一発で最後まで登り切った場合と、複数回トライしての完登では点数に差が出る。今大会で、男女混合が新たな魅力として提示される。


「最低限、ここまでを分かってボルダー種目を観ると、楽しみ方が全然変わってくる」とされている。


■大会名 IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025(IFSC NATIONS GRAND FINALE/IFSC PARA CLIMBING MASTER)


■日程 2025年10月23日(木)〜26日(日)


□23日(木)午前10時30分〜リード予選、午後2時30分〜ボルダー予選


□24日(金)午前10時〜ボルダー敗者復活戦、午後6時〜リード決勝


□25日(土)午前10時〜パラクライミング予選、午後2時〜ボルダー決勝


□26日(日)午前10時〜パラクライミング決勝、午後3時〜エキシビション


■会場 筑豊緑地公園/いいづかスポーツ・リゾートザ・リトリート(福岡県飯塚市仁保8の37)

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