廃食用油を毎日10万リットルも集めるのは、並大抵のことではない。一般家庭で毎日揚げ物が出るわけでもないし、飲食店の使用量も1軒あたりでは微々たるものだからだ。そこで、日揮が中心となって始めたのが「Fry to Fly Project」である。一般家庭も含めた多くの人たちから協力を得て、効率的に廃食用油の回収を進めていこうという取り組みで、現時点で271の自治体や企業がプロジェクトに参加している。
日揮らが東京都と連携して進める「Tokyo Fry to Fly Project 油で空飛ぶ大作戦」は2023年に始まった取り組み。具体的には都内各所に廃食用油の回収ボックスを設置したり、自治体イベントで回収を実施したりするなどの活動を進めてきた。
家庭の廃食用油を効率的に集めるには
今回の「Tokyo Fry to Fly Project」報告会には、ゲストとして2児の母でもあるタレントの菊池亜美さんが参加。まずは座学で「Tokyo Fry to Fly Project 油で空飛ぶ大作戦」への理解を深めていった。