
ふと道端で見かけたワンちゃん。撫でたいけど、大丈夫?そんな悩みを解消する夢のようなサービスが開発されています。
その名も、人に撫でられるのが好きな犬と犬を撫でたい人とをマッチングするアプリ「nadete(ナデテ)」です。
「nadete」は、飼い主と犬を撫でたい人がそれぞれユーザー登録するところから始まります。飼い主がアプリでマッチングをオンにすると、Bluetoothの範囲内にいるユーザーのマップ上に犬のアイコンが表示。近くにいる双方がコミュニケーションできる仕組みです。
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犬を撫でたい人は、公園や広い道などで気になる犬を見かけたら、まず「nadete」を立ち上げて検索します。マップにアイコンが表示されたら「触ってみたい」リクエストを送り、飼い主側が承認すればマッチング成立。お互い挨拶のうえ、安心してワンちゃんと触れ合えます。
とはいえ、見ず知らずの人とのコミュニケーションは不安が大きいもの。実際、開発者である「なみもん」さんの元にも「アプリをインストールしていることでワンちゃんや飼い主が危険にさらされるのではないか?」といった心配の声が寄せられたといいます。
こうした不幸なトラブルを避けるため、アプリにはワンちゃんと飼い主両方のプライバシーを守る仕組みが設けられているとのこと。
「アプリには18歳以上の年齢制限を設け、子どもが使用できないようにしています。また、飼い主のプライバシーと安全性を考え、アプリをつけっぱなしでも問題がないように、『この場所にいる間はマッチングを行わない』とする『ホームゾーン』を設定できます」
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飼い主が「この人には触らせたくない」というユーザーを設定する「ブロック機能」も完備。ブロックされたユーザーのアプリにはアイコンが表示されなくなるため、ブロックされた側は「相手がブロックしたのか、単にマッチングをオフにしているのか」を判別できないようになっています。
「サーバーにはユーザーの個人情報を保存しないので、アプリをアンインストールすればすべて消えます。ユーザーのサインインを求められる場面もありますが、こちらはブロック機能にのみ使用します」
マッチングが成立した際も、ワンちゃんとふれ合うのに慣れていない人のために、初回時には犬とふれ合ううえで守るべきマナーや注意事項を示すガイドを表示。ワンちゃんと人が心地よいコミュニケーションを図れるよう、二重三重の配慮が施されています。
さらに、なみもんさんは、アプリの普及による「副次的な効果」も期待できると語ります。
「犬が苦手な人にとっては、人間が大好きで近づいてしまうようなワンちゃんの位置を見て避けることが可能になりますし、飼い主以外が嫌いなワンちゃんが『nadeteユーザーではない』とあらかじめわかれば、望まない接触を受けるケースも少なくなるでしょう」
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「nadete」はAndroidとiOSに対応。Android版はすでにリリース済みで、iOS版は現在、審査中とのことです。
アプリの公開にあわせ、「nadete」の告知用Xアカウントもオープン。今後の開発やリリースに関する情報が発信される予定です。
犬好きにとって、愛くるしいワンちゃんとのひとときは極上の癒やし。それがワンちゃん側にとっても楽しい時となれば、これほど嬉しいことはありません。アプリを介し、お互い同意と信頼のもとに生まれる交流に期待が高まります。
「飼い主の方には、優しくて元気なワンちゃんを紹介してあげてください」と、なみもんさん。「犬好きの方は、ワンちゃんと飼い主さんを怖がらせないよう、優しくなでてあげてくださいね」と語っていました。
<記事化協力>
なみもんさん(@MahjongNm)
nadete(@nadete_app)
(天谷窓大)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025102402.html|
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