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メガネ専門店「Zoff」を運営するインターメスティックは10月24日、漫画家でイラストレーターの江口寿史氏が制作したキャンペーン向けイラスト4点についての調査結果を報告した。2点は雑誌のから許諾を得ないまま参考にしていた。
江口氏および広告代理店に話を聞いたところ、イラスト4点のうち、SNS上で指摘のあった2点は雑誌に掲載された写真をモデルや撮影者、出版社などの権利者から許諾を得ないまま参考に制作したと説明があったという。残りの2点は江口氏の知人がモデルになり、本人が撮影した写真をもとに制作していた。
当時、広告代理店やインターメスティックにそうした説明はなく「描き下ろし」として納品されていた。
同社は「トレースや写真を参考にすることはイラスト表現の一つとして尊重されるべきもの」とした上で、問題の本質は制作過程において権利への配慮が不足していた点と、権利許諾の確認および報告の手続が不十分であった点にあると指摘。すでにモデルや所属事務所、出版社に謝罪したという。
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補償については、江口氏と広告代理店など関係者で協議を進める。インターメスティックは声明で「当社としても、江口氏および広告代理店に対し、誠意ある対応を取るよう働きかけ続ける」としている。
これらのイラストは、2018年にZoffが実施したキャンペーンのために広告代理店を通じて江口寿史氏に依頼したもの。同年9月下旬から12月中旬にかけて全国の店舗でPOPやポスターなどに使われた。
10月上旬に「中央線文化祭」の告知ビジュアルで写真を無断でイラスト化していたことが明らかになった際、SNS上でZoffのイラストも類似する写真があると指摘されていた。同社は4日に事実関係を精査すると表明していた。
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