
ドイツのLeica Camera AGは10月23日(現地時間)、Mシステム初となる電子ビューファインダー(EVF)内蔵のミラーレスカメラ「ライカM EV1」を発表した。欧州では7950ユーロで同日販売を開始し、日本では11月1日に発売する。ライカカメラジャパンの直販価格は139万7000円。
ライカM EV1は、デジタルレンジファインダーカメラ「ライカM11」の基本性能をベースに、光学式レンジファインダーをEVFに置き換えたモデルだ。同社によると、従来のM型ライカを置き換えるものではなく、並行する新シリーズとして展開する。被写界深度の浅い大口径レンズや超広角・望遠レンズを使用する際など、視力に左右されず快適で正確なフォーカシングを実現したとしている。
EVFは576万ドットの有機ELで、倍率は0.76倍、視度補正機能を搭載する。シャッター速度やISO感度、露出値といった露出データを画像の周囲に表示可能で、EVFと背面モニターはアイセンサーで自動的に切り替わる。
マニュアルフォーカスのアシスト機能として、フォーカスピーキングと2段階の拡大表示機能を備える。本体前面のレバーには、フォーカスピーキングのオン・オフやフォーカスズームのオン・オフ、1.3倍または1.8倍のデジタルズームを割り当てられる。拡大表示機能は、レンズのフォーカスリングを動かすとカムの動きを検知して自動的にライブビュー表示を拡大する設定も可能だ。
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イメージセンサーは35mmフルサイズの裏面照射型CMOSで、有効画素数は6030万画素。画像処理エンジンはMaestro IIIで、DNGの記録サイズを6000万画素、3600万画素、1800万画素の3通りから選択できるトリプルレゾリューション技術を採用している。保存先はSDカードスロットと64GBの内蔵メモリ。
また、コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)の規格に準拠したコンテンツクレデンシャル機能に対応し、改ざん不可能なデジタル署名を撮影画像に付与できる。Bluetooth、Wi-Fi、USBケーブルでスマートフォンアプリ「Leica FOTOS」と連携し、撮影画像の転送やリモート撮影も可能だ。
本体重量はバッテリー込みで約484gで、ライカM11のブラックと比べて42g軽量化した。外装には、レンジファインダーMカメラと差別化を図るため、ライカQ3やQ3 43と同じダイヤモンドパターンのレザーレットカバーを採用している。別売りのハンドグリップは395ユーロで提供する。
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