エアグルーヴ一族出身の良血 ウップヘリーアがC.ルメール騎手でデビュー勝ち狙う

　エアグルーヴ一族出身のウップヘリーア(牡2、美浦・黒岩陽一厩舎)が、土曜東京5Rの2歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを狙う。

　ウップヘリーアは父エピファネイア、母ボージェスト、母の父キングカメハメハの血統。母はJRAで2勝止まりだったが、全姉のソネットフレーズは21年のデイリー杯2歳Sの2着馬、半兄のボーデンはオープンまで出世している。そして祖母のアドマイヤグルーヴは03年と04年のエリザベス女王杯、曾祖母のエアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、4代母のダイナカールは83年のオークスの覇者。一族にはルーラーシップやドゥラメンテ、オレハマッテルゼ、ジュンライトボルトなど、GI勝ち馬がズラリと並ぶ。馬名の意味由来は「スコットランドのラーウィックで行われる火の祭り」。サンデーサラブレッドクラブにおいて総額7000万円で募集された。

　ここまで坂路とWを併用して乗り込まれてきた。時計は水準レベルに達しており、攻め量も十分。仕上がりは上々と見ていいだろう。鞍上にはC.ルメール騎手を確保。ここは通過点にしたい一戦となる。