
「お得意さま」という関係に甘えて、店の内情を外部に話すのは迂闊なことだ。投稿を寄せた中部地方の40代女性は、ある呉服店の得意客だったが、担当者が辞めてからの店の状態に失望。距離を置くことにしたという。
辞めてしまった元担当者と今でもお茶をする仲だという女性。その元担当者から、給与面での不満や、最近の店の売り方が嫌になった旨を聞いていた。一方、店長からは辞めた担当者について、衝撃的な話を聞かされた。
「〇〇さんはかわいそうだったよ、20年時給は960円、辞めるとき1010円で、『新人と時給が同じなんですよね』とぼやいてた」
店の内情を客に話しすぎではないだろうか。だが、店長の暴走は止まらなかった。(文:篠原みつき)
店長が「〇〇さんは意地が悪くてね……」と悪口
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別の時には「〇〇さんは意地が悪くてね……」と、再び元担当者の悪口を言い始めた。女性は、聞きたくもない悪口エピソードを聞かされ、「店長さん酷いですよ。私が〇〇さんと仲良かったの知ってて悪口」と抗議したが、店長は「え、そんな仲良くないでしょ?」と返してきたという。
あろうことか、店長は現在の担当者の悪口まで女性に聞かせたという。店長の愚痴のはけ口にされていたのだろうか。女性から見れば、元の担当者と現在の担当者では、能力に雲泥の差があった。
「現在の担当さんは人に着物着せるどころか、自分もまともに着られない。催事でも、反物を顔の横にもってくるだけしかできない。他の方は着物を着た感じに巻いて、帯や小物を着装して、着ているふうにできる」
「接客能力も前担当が上。パソコン関係も前の方のほうが上」
さらに、店のLINEアカウントも「前担当さんが辞めた途端に機能しなくなってしまった」という。店では得意客を集めて月一回のランチ会を開催しているようだが、その段取りも手際が悪く、「グダグダで、客が助け舟を出す始末」だったそう。
きちんと引き続きがされていたかどうかは不明だが、それは客には関わりないことだ。女性は呆れたようにこう心境を明かす。
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「パート1人が辞めたら、店の機能が麻痺するなんて、おかしいですよね」
「こんな新人と、20年フルタイム並みに勤めた方の時給が同じ、しかも県の最低賃金レベルとくれば、そりゃ辞めたくもなりますよ」
女性は「なのでわたしも、その呉服屋さんからは遠ざかろうと思います」と、店への不信感をあらわにしていた。
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