村上特別に出走予定のバードウォッチャー(今年5月撮影、ユーザー提供:MITAKEさん) 名牝アパパネを母に持つバードウォッチャー(牡4、美浦・国枝栄厩舎)が、日曜新潟10Rの村上特別(3歳上・2勝クラス・芝2000m)で3勝目を狙う。
バードウォッチャーは父ブラックタイド、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は史上3頭目の三冠牝馬。09年の阪神JF、10年の桜花賞、オークス、秋華賞、11年のヴィクトリアマイルとGIを5勝した。さらに半姉のアカイトリノムスメは21年の秋華賞馬。半兄のジナンボーとラインベックもオープンまで出世している。
ここまで15戦2勝。23年11月に東京でデビュー勝ち。その血統背景と鮮やかな勝ちっぷりから、クラシック候補の呼び声も上がった。一転、その後は9戦連続で4着以下。5走前に福島の1勝クラスで1年5カ月ぶりの2勝目を手にしたものの、2勝クラスに昇級後は4戦連続で5着以下。クラスの壁に跳ね返されている現状だ。
今回は中2週と間隔を詰めての参戦となる。さすがに強気にはなれないが、近走に比べると相手に恵まれた印象で、前走から着用しているブリンカーも幾らか効いている感じ。何とか上位争いに食い込んでほしい。