
今日25日の東京都心の最高気温は13.5℃と12月上旬並みの寒さになりました(15時までの値)。10月上旬は30℃近くまで気温が上がった日もありましたが、下旬に入り、秋を飛び越えて冬を思わせる寒さの日が増えています。ただ、来週は寒暖差が大きくなりそうです。
東京都心は寒い一日に

今日25日の東京都心は朝から厚い雲に覆われ、弱い雨が降ったりやんだりしています。気温は朝からほとんど上がらず、12℃から13℃台で経過し、午後3時までの最高気温は13.5℃と12月上旬並みでした。今シーズンこれまでで一番低い最高気温です。日差しがないうえに、弱いながらも北よりの風がヒンヤリして、冬物のコートが欲しくなるくらいでした。
このまま15℃に届かなければ、最高気温が15℃未満となるのは4月13日以来、約半年ぶりのことです。
ついこの間まで半袖だったのに、もう冬?・・・と驚いている方も多いことでしょう。
10月下旬に入り寒い日が続く

東京都心の10月の気温の推移を見てみますと、10月上旬は平年より気温が高く、30℃近くまで上がる日も少なくありませんでした。中旬になると、日々の気温変化が激しくなり、最高気温は平年より低い日も出てきました。下旬は最高気温、最低気温ともに平年より低くなり、特に最高気温は今日も含め、平年よりかなり低い日が多いことが分かります。
気温が平年より低くなった理由としては、関東付近には21日頃からこの時期としてはやや冷たい空気が流れ込んだこと、日差しが少なかったこと、北または東よりの風が吹いて気温が上がりにくかったことなどが挙げられます。
例年、10月は日々の気温変化が大きくなる時期で、下旬ともなると最高気温が15℃に届かない日があるのも決して珍しくはありません。ただ、今年は夏の極端な暑さや長すぎて厳しすぎる残暑の印象が強いうえに、10月はじめの高温が影響して、より寒暖差が極端に感じられるのかもしれません。
|
|
|
|
来週は気温の変化が大きい

明日26日(日)も冷たい雨が降り、北よりの風が吹いて気温の上がり方は鈍いでしょう。27日(月)は日差しが戻り、日中は南風が吹いて一時的に気温が上がりそうです。東京都心の最高気温は23℃の予想で、関東では内陸部では25℃近くまで上がる所もあるでしょう。脱ぎ着しやすい服装で上手に調節してください。
なお、27日(月)の夜は再び北風に変わり、次第に強まります。28日(月)は冬型の気圧配置となり、北風がビュービューと強く吹きそうです。最高気温は20℃の予想ですが、体感温度はもっと低くなります。風を通しにくい、暖かい服装をごご用意ください。

