
道産子ルーキーを溶け込ませながら自身の定位置奪取を狙う。日本ハム今川優馬外野手(28)が25日、ドラフト指名された北海道出身のドラフト5位、明徳義塾・藤森海斗捕手(18)、育成1位の北海学園大・常谷拓輝内野手(21)を歓迎した。エスコンフィールドで練習後に取材対応。計9人に拡大する道産子勢の“先導役”に立候補するとともに、自身は“モイネロキラー”の強みを生かし、1年間通した活躍ができるようにバージョンアップを図る。
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今川が道産子新人のナビゲーター役を買って出る。育成1位の常谷とは今夏、エスコンフィールドで行われたプロアマ交流戦で対戦した際に連絡先を交換した。「ドラフト直後に連絡もさせてもらって。近所に住んでるみたいなので。『ご飯とか行けたらいいね』みたいな。1日でも早く、チームに慣れてもらえれば」と思い描いた。
根室市出身で中学から明徳義塾に進学した藤森については「調べてみて“えー”みたいな。北海道から明徳まで行って、すごいなと思います」。入団すれば2人が加わり9人となる道産子所属選手。「地元球団で活躍することって、他の選手と違ってすごく意味があることだと僕は思っている。一緒に北海道を盛り上げていけたら」と共闘を呼びかけた。
自身は“モイネロキラー”としての強みを来季も継続しながら、レギュラー奪取を狙う。9月の対戦では自身3年ぶりの本塁打を放ち、CSファイナルS初戦でも1安打1死球と難敵を攻略した。「アピールできたのは良かったですし、来シーズン優勝を目指す上で、モイネロ投手を打ち崩さなきゃ絶対いけないので。その上で投げるのも走るのも磨きたい」。今オフも、米国武者修行もプランに入れながら、攻守に磨きをかける。
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CSで復帰はしたものの、シーズン終盤は右太ももを負傷して離脱し、悔しい思いも味わった。31日からの秋季キャンプはエスコンフィールド組に振り分けられ「フィジカルをもっともっと強くして、ケガしない体作りをしていきたい」。しっかり土台をつくりながら、道産子ルーキーとの対面を、心待ちにする。【永野高輔】
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