
<日本シリーズ:ソフトバンク−阪神>◇第2戦◇26日◇みずほペイペイドーム
ベテランのためにもチーム一丸となれるか。ソフトバンク中村晃外野手(35)がシリーズ第1戦を右股関節のコンディション不良で欠場した。
CSファイナルステージでは全力完走中に一塁塁審と衝突し、グラウンドで後頭部を強打。入念な検査を経て日本シリーズへの準備を整えていたが、またしてもアクシデントが起こってしまった。今後の復帰は不透明だが、欠場となれば痛手になる。
中村は連覇の立役者のひとりだった。代打専任から一転、開幕序盤に相次いで故障者が出たことによりスタメン起用が続いた。4番で40試合、5番で41試合に出場するなど中軸として打線を支えた。8月26日には通算1500安打を達成。「頑張っていればなんかいいことがあるな」と心境を語っていた。
苦しい春先に、ホークス生え抜き18年目の男は黙々とチームを支えてきた。中村は日本シリーズ復帰へ尽力する一方、グラウンドに出るナインの奮起に期待だ。シリーズは初戦黒星もまだ0勝1敗。何とか1勝1敗のタイで敵地甲子園に乗り込みたい。【只松憲】
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