移籍後初得点を挙げたヴァーディ [写真]=Getty Images クレモネーゼに所属する元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが、移籍後初得点を記録した。
“ミラクル・レスター”の象徴として語り継がれる38歳のストライカーは、今夏の契約満了に伴いイングランドを離れ、自身初の海外挑戦でセリエA昇格組のクレモネーゼに加入。ここまで4試合に出場している。
25日のセリエA第8節アタランタ戦で2試合連続の先発出場を果たしたヴァーディは、78分にゴール前のこぼれ球を押し込んで移籍後初ゴールを記録した。その後に追いつかれて1−1のドローに終わったものの、強敵相手に勝ち点「1」を積み上げることに成功した。
試合後にイタリアメディア『スカイスポーツ』のマイクの前に立ったヴァーディは、「このユニフォームで初ゴールを決められて本当に嬉しい。でも、僕は自分自身を一番厳しく評価するタイプだから、前の試合でもゴールしたかった。勝利に至らなかったのは残念だけど、僕たちは正しい方向に進んでおり、貴重な1ポイントとなった。コンディションは良好で、毎試合100パーセントの力を出すためにトレーニングしている。(ダヴィデ・)ニコラ監督が起用を命じれば、いつでも準備はできている」と語り、新天地での日々に手応えを示している。
また、セリエAとプレミアリーグの違いについては、「セリエAはより戦術的でポゼッション重視だ。プレミアリーグに来ると全てがハイインテンシティでハイペース、通常は“エンド・トゥ・エンド”の展開になる。ここではボールを持つ時間が長く、正しいポジションを取ることが求められる」とその印象を語った。ヴァーディは続けて「結局のところ、サッカーはサッカーだ。毎週100パーセントの集中力を保つことが肝心だ。毎週11人対11人の戦いであり、どのチームにも勝つ可能性がある。我々が完全に集中していれば、相手が何であれ勝ち点を獲得できると確信している」と語り、リーグが変わってもサッカーの本質は変わらないとの持論を展開した。
新生活にも少しずつ慣れてきたようだ。「今はイタリア語で基本的なことだけ言える。『グラツィエ』(ありがとう)、『ブオンジョルノ』(おはようございます)。もちろん、言語の壁は依然として存在するが、サッカーの素晴らしいところは、それが世界共通語であることだ。子供たちが学校に通い始め、僕よりも先にイタリア語を話せるようになるから、僕もすぐにイタリア語のレッスンを始めるよ!」
【ハイライト】クレモネーゼvsアタランタ