
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦中国杯>◇最終日◇26日◇重慶◇エキシビション
【重慶=勝部晃多】銅メダルを獲得した渡辺倫果(23=三和建装/法政大)が、一夜明け取材に臨み、拠点とする千葉・MFアカデミーの仲間たちから激励を受けたことを明かした。
ショートプログラム(SP)2位で出た25日のフリーでは、ジャンプミスなどもありながらも合計198・63点で4位に0・75点差の3位で踏みとどまった。中国杯では2年ぶりのメダル獲得。「フリーは納得の演技ではなかったが、表彰台を死守できて、次の大会がちょっと心の余裕を持ちながらできるかな」と振り返った。
試合後は、同拠点でシリーズ第1戦フランス大会を制した6歳年下の中井亜美(TOKIOインカラミ)と連絡を取った。「一緒にファイナルに行こう」と約束を交わし合ったといい、「『姉』として頑張らないと行けない。気を引き締めて、気合を入れていきたい」と決意を新たにした。
25日に茨城県で行われた東日本選手権を連覇し、4年連続の全日本選手権出場を決めた江川マリア(明大)とは、その日の夜に電話し、鼓舞し合った。大会期間中は、シリーズ第3戦スケートカナダ、第4戦NHK杯に出場する青木祐奈と常にやりとり。競い合うライバルでありながら、力をもらえる仲間たちのありがたさを再確認した。「仲間に対するリスペクトを持って練習している。(ヘッドコーチの)中庭先生の人柄の良さが、アカデミーに浸透していると思う。こんなチームはなかなかない」と胸を張った。
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上位6人によるファイナル進出をかけた次戦は、第5戦スケートアメリカ(11月15〜17日)。来年2月のミラノ・コルティナ五輪出場へ、周囲の環境を力に変えていく。
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