CLチェルシー戦に続きスタメン出場を果たした板倉[写真]=Getty Images エールディヴィジ第10節が26日に行われ、アヤックスはトゥウェンテのホームに乗り込んだ。
日本代表DF板倉滉が今夏加入したアヤックスは、ここまで9試合を消化して勝ち点「16」を獲得し、6位につけている。ヨン・ハイティンハ監督の下、勝ち切れない試合も多く、首位フェイエノールトに「9」ポイント差を離されている状況。22日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のチェルシー戦に続き、スターティングメンバーに名を連ねた板倉は、クロアチア代表DFヨシプ・シュタロとセンターバック(CB)でコンビを組んだ。
試合は5試合負けなしと勢いに乗るトゥウェンテが先制に成功。CKにルート・ナイスタットが合わせると、クリスティアン・ヒリンソンがゴール前でコースを変え、4分にネットを揺らした。その後もトゥウェンテがサイド攻撃を中心に仕掛け続け、序盤の主導権を握る。
対するアヤックスは22分にカウンターからルーカス・ローザがゴール前まで侵入するも、シュートを放つことはできず。板倉もセットプレーからなんとかヘディングで合わせたが、シュートに勢いはなく、1点のビハインドで試合を折り返すことに。板倉はハーフタイムに交代し、45分間のプレーとなった。
後半に入り、アヤックスが試合を振り出しに戻す。ケネス・テイラーが左からクロスを上げ、ヴァウト・ヴェグホルストが競り合いを制し、ヘディングシュートを決める。さらに51分にはペナルティエリアに放り込まれたルーズボールに、オスカー・グルークがいち早く反応。ボレーシュートを沈め、アヤックスが2分間で逆転に成功。波に乗るアヤックスは56分、ヴェグホルストからラウール・モロとつなぎ、最後はミカ・マルセル・ゴッツはゴールに流し込み、リードを2点に広げた。
2点のビハインドを背負ったトゥウェンテは、64分にPKでリッキー・ファン・ウォルフスウィンケルが1点を返す。その後も反撃に出るトゥウェンテだったが、アヤックスが守り抜くことに成功。アヤックスが3−2で勝利を収め、リーグ戦3試合ぶりの白星を手にした。
【スコア】
トウェンテ 2−3 アヤックス
【得点者】
1−0 4分 クリスティアン・ヒリンソン(トゥウェンテ)
1−1 49分 ヴァウト・ヴェグホルスト(アヤックス)
1−2 51分 オスカー・グルーク(アヤックス)
1−3 51分 ミカ・マルセル・ゴッツ(アヤックス)
2−3 51分 リッキー・ファン・ウォルフスウィンケル(PK/トゥウェンテ)