マンCはアストン・ヴィラに完封負け [写真]=Getty Images プレミアリーグ第9節が26日に行われ、アストン・ヴィラとマンチェスター・シティが対戦した。
覇権奪還を目指すマンチェスター・シティは第2節から連敗を喫するなどいきなり躓いたが、その後は立て直して現在公式戦9試合無敗を維持。プレミアリーグでは3連勝中で、首位アーセナルと「3」ポイント差の次ぐ2位につけている。対するアストン・ヴィラも序盤の不振を乗り越え、こちらも3連勝中、公式戦では5連勝中と勢いが止まらない。好調同士の一戦を制し、4連勝を飾るのはどちらになるだろうか。ウナイ・エメリとジョゼップ・グアルディオラの指揮官対決にも注目だ。
序盤はマンチェスター・シティが主導権を握り、7割近いボール保持率を記録しつつ左サイドからサヴィーニョが積極的に仕掛けてチャンスをうかがう。一方、アストン・ヴィラは最前列のオリー・ワトキンスがDFラインの背後への動き出しを繰り返し、徐々にマンチェスター・シティを押し返していく。19分、左CKのこぼれ球を拾ったマティ・キャッシュがボックス手前中央から左足を振ると、強烈なミドルシュートがゴール右下隅に突き刺さり、ホームで先手を取った。
1点ビハインドとなったマンチェスター・シティだがボールは持てども決定機は作れ、逆にアストン・ヴィラの速攻から度々ピンチを迎える。30分にはワトキンスが右サイドのスペースへ抜け出したところからジェイドン・サンチョ、ブバカル・カマラと繋いでボールはジョン・マッギンへ。最後はボックス手前中央からミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の右へと外れた。
後半の立ち上がりはマンチェスター・シティが圧力を強め、60分に決定機を創出。敵陣右サイドの深い位置でヨシュコ・グヴァルディオールがこぼれ球を拾ってクロスを上げ、サヴィーニョが立て続けに2本のシュートを放ったが、カマラ、パウ・トーレスのブロックに阻まれる。その直後にはグアルディオラ監督が3枚替えを敢行し、ジェレミー・ドク、ニコ・オライリー、ニコ・ゴンサレスがピッチに立った。
69分、アストン・ヴィラは左サイドのスペースへ抜け出したサンチョが対峙したマテウス・ヌネスを振り切ってボックス内へ侵入。至近距離から立て続けにシュートを放ったが、GKジャンルイジ・ドンナルンマの好セーブに阻まれた。75分にも速攻からワトキンスが相手DFラインの背後を取ったが、ここもGKドンナルンマが上手く距離を詰めてシュートを打たせない。
マンチェスター・シティは90分、オマル・マルムーシュのグラウンダーのクロスをアーリング・ハーランドが押し込んだがオフサイドの判定。アストン・ヴィラは最後までマンチェスター・シティに同点ゴールを許さず、1−0で完封勝利を飾った。
次節、アストン・ヴィラは11月1日にアウェイでリヴァプールと、マンチェスター・シティは2日にホームでボーンマスと対戦する。
【スコア】
アストン・ヴィラ 1−0 マンチェスター・シティ
【得点者】
1−0 19分 マティ・キャッシュ(アストン・ヴィラ)