限定公開( 1 )

シフォンケーキのあのフワフワ感を出すためには、焼き上がり後、しばらく逆さまにして放置しておく必要があります。
そんな“逆さま放置”を、かなりトリッキーな方法でやってのける投稿が、Xで話題です。
Xユーザーの「のん」さんがこのほど「シフォンケーキ焼いた 冷まし中」という何気ない一文とともに投稿したのは、キッチンに宙吊りにされたシフォンケーキの姿。
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型の中央に通したお玉に支えられながら、美味しそうな焼色のついたシフォンケーキが換気扇の下に吊るされているのは、なんともシュールな光景です。
「シフォンケーキ作りをなにかにたとえた現代アート?」と思わず勘ぐってしまいそうになりますが、この“逆さま放置”はシフォンケーキ作りの正当な製造手順の1つ。
水分を多く含むシフォンケーキは、焼き上がり後に水分が抜けて自重で潰れてしまわないよう、冷ます際は逆さまにする必要があるそう。
シフォンケーキの作り方をまったく知らない筆者のような人間からすると「これ、逆さまにして中身落ちないの?」と疑問に思ってしまいますが、生地が型にしっかり張り付いているため、中身だけが落ちる心配はないようです。
ただし、のんさんいわく「ミトンなどで焼きたて熱々の型を逆さまにして、瓶に刺したり逆さまにしたコップに置くのが一般的」だそう。
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実際のんさんの投稿には「うちではこう」というリプライとともに、一升瓶やワインボトルの首の部分にシフォンケーキの型を通す人が多く見受けられました。
しかしその瓶を使うやり方は、結構不便もあるのだとか。
「適当な瓶が家にない、不安定で倒れる危険性がある、作業台に置いておくと邪魔など問題点がありました」(のんさん)
そんな中で彗星のごとく現れたのが、のんさんがこのほど投稿した「型にお玉を通して宙吊りにする」という方法。考案者は不明で、のんさん自身「(インスタに)投稿された写真を見かけただけ」とのこと。
この宙吊りの方法はやり方も簡単で「ぶつかって倒す危険がなく、キッチンの後片付けや他の作業の邪魔にならない」「放熱も早い」のだそう。
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あまりに画期的な方法のため「シフォンを冷ますことに関する悩みが全てなくなりました」とのんさん。
1時間ほど逆さまにしてしっかりと冷ましたら、乾燥を防ぐために型ごとビニール袋に入れて冷蔵庫へ。数時間ほど置いた後、型から出して完成となるようです。
あのふわふわと可愛らしいシフォンケーキに、こんなトリッキーな過程があるとは。製菓の世界は奥が深いです。
<記事化協力>
のん さん(@nongohaaan)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025102704.html|
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