
阪神才木浩人投手(26)が強力ソフトバンク打線の勢いを止める。28日の日本シリーズ第3戦に先発予定。1勝1敗で迎える甲子園での同シリーズ初戦に向け、気合は十分だ。
「1人ずつ、1イニングずつがすごく大事。長いイニングを投げる意識より、1人ずつしっかり切るイメージで。結果は自ずと付いてくると思うので、いい流れを持ってこれるようなピッチングができたら」
ソフトバンク戦は過去、交流戦で2度先発。甲子園で戦った23年は5回無失点、敵地での24年は7回1失点で白星を挙げた。計12イニングを1失点と好相性を誇るが、油断はできない。26日の第2戦では先発デュプランティエが立ち上がりから集中打を浴び、2回途中を7失点。計10得点を挙げた強力打線の本領を目の当たりにし、才木も気を引き締めた。
「シンプルに強いなと。打線もつながり始めたら本当に止まらない。上位打線に、すごく塁に出たら嫌な選手が多いので。誰をとかはあれですけど、しっかり1人ずつ切れるように」
さらに日本シリーズの勝敗がもつれこめば、才木は11月2日の第7戦に中4日での登板が可能。これまでキャリアで1度も経験のない先発登板間隔となるが、託される心の準備はすでにできている。
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「もつれたら全然行くつもりでいますし。そこは監督とコーチがどう判断するか分からないですけど、とりあえず自分はどこでも行けるように明日を終えて。その次のところまでしっかり気持ちと体の準備はしていきたい」
今季防御率1・55をマークしたセ・リーグの最優秀防御率右腕。特に甲子園は9登板で同1・47と得意にしてきた。ホームの大歓声と地の利を生かし、タカの勢いを食い止める。【波部俊之介】
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