
フィギュアスケート男子でグランプリ(GP)シリーズ第2戦中国杯を連覇した佐藤駿(21=エームサービス/明治大)が、さらなる得点の上積みを目指す。
27日、開催地の重慶から成田空港に帰国。6月末のアイスショーで右足首を負傷しながらも、今季世界5位の合計278・12点で制した。「会場入りするまで不安が強かったけれど、大会を終えて自信に変わった」と充実感を漂わせた。
フリーの得点が発表されて優勝が決まった瞬間には、隣でスクリーンを見つめていた日下匡力(ただお)コーチが「やったー!」と大絶叫。ファンの間でも大きな話題を呼んだ。
これについて佐藤は「練習で苦しんでいるところも見てくださっていたので、その分、今までで一番と言っていいくらい日下先生が喜んでくださった。終わってからも『よく頑張った』と言ってくださりました」と感謝。「毎試合、僕よりも喜んでくださる。調子が悪くても、いつも変わらずに接してくださるので尊敬している。これからも先生のためにも頑張っていきたい」と思いを込めた。
次戦はGP第4戦NHK杯(11月7〜9日、大阪)となる。来年2月のミラノ・コルティナ五輪の日本男子出場枠は3。NHK杯で上位に入れば、代表選考に大きく関わるファイナル(12月、名古屋)進出が確実となる。
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フリーは中国杯と同じく、4回転ジャンプ2種3本の構成で臨むといい、フリップの投入は見送る予定。22年北京五輪銀の鍵山優真らが出場する一戦へ「この流れでシーズンベストをさらに更新できるように頑張りたい。表現面でも加点を取りたい」と演技全体の質を向上させていく。
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