
幼い息子が塗った“葛飾北斎の塗り絵”が、すばらしいクオリティーだとX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で約12万件の“いいね”を獲得し、490万回以上表示されています。これは天才かも……!
投稿者は、多数のテレビドラマや映画、アニメなどの音楽を手掛けている作曲家の林ゆうき(@hayayu1231)さん。息子と娘を持つ2児のパパでもあり、過去には娘のため深夜に起きて手作りした“シナモロールのキャラ弁”が注目を集めました。
今回人気を呼んでいるのは、「北斎展を見に行って、子ども達にぬりえキットを買ってったんだけど」と公開した“息子の塗り絵作品”の画像です。
林さんは江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の作品展に行き、凹凸の付いた白いキャンバス風の塗り絵に絵の具や筆がセットになった商品を購入したのだそうです。モチーフは葛飾北斎の代表作である「富嶽三十六景」のうちの1枚、「神奈川沖浪裏」です。
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同作は高い波と富士山が力強く描かれた、誰もが目にしたことのある有名な作品。さっそく塗り絵に挑戦した息子は、「夜にしてみた!」と、もともとの作品とは異なる配色にしたようですが……。
完成した塗り絵は、暗い夜の空をバックに激しい波が荒れ狂う、迫力のある仕上がりに! 遠景に見える富士山も黒っぽく沈んだ色になっており、嵐のような不穏な空気が漂っています。空には黄色い月と雷のような光が瞬き、波間に浮かぶ小舟の黄色っぽいベージュとリンクして全体にまとまりが生まれていますね。これはとんでもないセンスだ……!
子どもの作品とは思えないすごみのある塗り絵に、林さんは「見てみたら、才能が爆発してて、めっちゃカッコいいのを描いてました。やるなぁ……」と感心した様子。
Xでは、「色使いが天才すぎる」「かっけぇぇぇ」「メチャクチャ好きです……!!!! すごい!!!」「シンプルに好きです」「ゴッホの星月夜を思い出しました」「さすがにヤバいって。パッと見、美術館に飾ってあるやつだと思ったもん。普通に5000万あたりの値がついてもおかしくない」といった絶賛の声が多数寄せられています。
また、林さんはその後、娘が塗った同じ塗り絵の完成図も公開。こちらはオレンジとブルーの対比が温かい、ほっこりするような作品に仕上がっています。娘はサンリオキャラクター「シナモロール」のシナモンが大好きなのだそうで、たどたどしいひらがなで書かれた「しなもん」の文字から愛が伝わりますね。
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