
安倍晋三元首相(当時67歳)への殺人罪などに問われている山上徹也被告(45)について、奈良地裁(田中伸一裁判長)で28日に始まった裁判員裁判で、検察側は事件の約1年前、被告が知人に送ったメッセージを明らかにした。「非合法活動です(笑)。名古屋である人間を殺すつもりだったのです」との内容だった。
被告は2019年10月、愛知県内で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の最高幹部を襲撃しようと計画していたことが捜査段階で明らかになっている。
メッセージでは「作戦失敗でした。恥ずかしながら帰って参りました」ともつづっていた。別の知人にも「作戦失敗した。成功したら帰ってきてない」とも説明していた。
被告は22年7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参院選の応援演説中だった安倍氏に向かって手製銃を発砲し、殺害したとして起訴された。
捜査段階で被告は、自身が小学生の頃、母親が旧統一教会に入信して家庭が崩壊したとし、「恨みがあった教団に打撃を与えようと考え、つながりがあるとされる安倍氏を銃撃した」と供述したとされる。
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この日始まった裁判員裁判で被告は安倍氏への殺人罪について「私のしたことに間違いない」と起訴内容を認めた。【岩崎歩、田辺泰裕】
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窃盗容疑の自称21歳 14歳だった(写真:TBS NEWS DIG)154

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