
東京・品川区のリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われている付近の地上で地面の隆起が確認されました。JR東海が工事との因果関係を調べる一方、品川区はJR東海に対して、原因がわかるまでの掘削停止などを申し入れました。
JR東海によりますと、きょう午前8時半頃、品川区からJR東海に対し、「道路に段差がある」と報告がありました。
JR東海が確認したところ、品川区・西品川の交差点付近の地面が隆起していて、歩道と車道の間に最大13センチの段差ができているということです。
隆起した場所のほぼ真下の地下80メートルでは、シールドマシンを使ってJR東海のリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われていて、JR東海は工事との因果関係を詳しく調べています。
一方、品川区は、JR東海に対して緊急の申し入れを行い、▼早急な隆起の原因調査、▼原因が判明するまでの掘削停止、▼区民に対する丁寧な説明を求めました。
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区によりますと、今回の隆起で水道やガスの異常は確認されておらず、区は隆起が確認された場所を三角コーンで囲って通行人に注意を促しています。

